2014-12-18

M-net 2014-12-18

南富士らしさ
 とある営業所の社員が現場に行くと、中国人社員が新しく来たベトナム人社員に技術指導をしている場面に遭遇した。「異国の地・日本」で、「中国人」が「ベトナム人」に対して言葉も十分に伝わらない中で、身振り手振りで一生懸命に指導している(受けている)姿がとても微笑ましく、「これが南富士らしさなのだ」と実感したとの事。「人づくり」と「経営」に国境はない。国を越え、同じ目標に向かって、共に歩んでいきたい。

書籍 『家族はなぜうまくいかないのか』
 私が尊敬し、共に若い学生を育てている慶應義塾大学の中島隆信教授(商学部)が、新しい本を出版した。携帯電話などの便利な電化製品が普及した現代の日 本では、家族の生活が個別化していき、“うまくいかない”家族が大変増えている。『家族』という身近なテーマを分かりやすく、学術的にもまとめられた1冊である。「家庭内がうまくいかない」と考える方に、ご一読をおすすめする。

落ちないリンゴ
 ある講演会で面白い話を聞いた。十数年前のある日、大型台風が日本を襲い、リンゴ農家が大打撃を受けた。強風で9割ものリンゴが木から落ちてしまったのである。ほとんどのリンゴ農家はあまりの損害の大きさに肩を落として嘆き悲しみに暮れてしまった、ある人が木に残った1割のリンゴを「落ちないリンゴ」という“縁起物”として1個1000円で売り出したところ、受験生に飛ぶように売れたそうだ。
 ピンチに直面した時には、悪いところばかりを見ないで、“視点を変えて”「どうすれば解決できるか?」を考えてみよう。事実はひとつでも、見方を変えれば大きなチャンスとなる。