2014-11-28

M-net 2014-11-28

早朝1時起き。3時に起き
 マイスター第1期生の一人の実家に訪問した。ハノイから50km、車で2時間である。田園の中にある農家である。両親が笑顔で迎えてくれて、疲れもどこかに飛んでしまう…。母親は、息子を大学へ入れるために、早朝の1時に起きて、畑の農作物をとり、水で洗って市場へ持ってき、それらを売って帰ってくる…毎日毎日。父親は、早朝3時に起きて野菜に水をやり、6時になったら本来の仕事(家具づくり)に出かける。そんな両親の姿を見て育った息子は、桶に水を入れて、何度も何度も顔を洗い、眠気を乗り越えて勉強し、成長していく…。こんなドラマが実在している…。  心温まる実話である。彼の成長を期待し、すばらしい両親に少しでも楽をさせてあげてほしい。

ボランティアで翻訳
 GMCベトナムのスタートメンバーが、日本研修を終えて帰国する際に、私の著書を5-6冊持って帰りたい、と言うのでOKした。しばらくしてハノイで彼女に再会すると、「社長、時間をつくって学生と会ってください。二人の学生が社長の本をボランティアで翻訳していますので、言葉をかけてください…」と言う。一人は日本語の本をベトナム語に翻訳、もう一人は日本語の本を英語に翻訳している。
 「社長の考え方をベトナムで広げたい。そして他のアジア圏にも英語で仲間をつくり、考え方を広げたい…。」 彼女も日本語ができないので本が読めない、でも本を読んでもっと勉強したい…。私には何も言わなかったが、すごい発想力と行動力である。
 通常、翻訳には金がかかる。そこでインターネットで翻訳の学生ボランティアを募集し、動き出している。完成する本も楽しみだが、立案者とボランティア翻訳者二人に何か大きなチャンスを与えてやりたい…。

恥ずかしい
 GMCベトナムの6人と、ハノイで会った。教育を終えた後、一緒に食事をし、日本から持ってきた簡単なお菓子を6人に渡して別れた。その後、急な用事が発生し、一人のメンバーを呼んだ。  そのメンバーが入室して席につくや否や、「今日社長からみやげをいただいたのに、私たちは何もみやげを持ってきませんでした。非常に恥ずかしい思いでした…」と言って、ベトナムコーヒーを持参してきた。「恥ずかしい」事に気づく23歳のベトナムGMCメンバーの奥深さと人間力に、改めてGMCの可能性と将来性を実感した。