2014-11-18

M-net 2014-11-18

決断できる人
 毎日、日本の企業のトップの方とお会いしている。大企業もあれば、中堅企業もある。そんな中で決断できる人は素晴らしいと思う。決断する為には様々な体験や幅広い情報、先見力、そして勇気も必要である。こちらの話をTOPの頭の中でイメージ出来ると判断しやすい。イメージしやすいように具体論や成功、失敗、体験を話して決断をして頂く。
 新しい挑戦には当然リスクも伴うので、そのリスクにどう対応するのかも大きなポイントである。決断できない人は話を聞いて「よく分かりました。社内で検討して連絡します…」それで終わりである。1週間、1ヶ月、検討してより良い答えが出るならそれも1つの考え方である。しかし、延ばしても答えは同じである場合が多い。素早く決断(Yes or No)して、次の事にチャレンジした方がbestだと思う。日頃から決断や新しい事に挑戦する事を頭の中でトレーニングしておくと、その場で自然と答えが出てくる。

環境が人をつくる
 海外の社員を3週間、教育・研修した。まず教えない教育。自分で考える気づく教育である。初日は研修で様々な事を教えてくれると思っていたので、1日中アタフタで落ち着きがない。2日目よりこの教育システムは自分の幅を広げてくれる教育だと気づき、積極的に、そして自発的に変わってきた。
 言葉が十分に伝わらないので、近くの人や指導してくれる人の行動をよく見ている。そんな中で「人間力」とは相手の立場に立って、物事を考え、行動する事に気づいた。目と耳と頭を使い、日一日と成長していった。環境を変える事で人は成長していく事を実証している。私は常々人は「環境50%、教育20%、天性30%」と思っている。環境が人に与える影響はすごく大きい。そしてその環境は人がつくっている。

視野の広い人・狭い人
 2通りの人がいる。視野の広い人と視野の狭い人である。特に近頃は、視野の狭い人が多いように思う。
視野の広い人は…
 相手中心。全体からモノを考える。
 先を見て、今(現象)に対応。

視野の狭い人は…
 自分中心。先は考えずに今(現象)のみ。
 自分の考えややり方に疑問を持たない。

 誰でも時間は24hである。限られた時間を有効に使う為に、視野の広い人と多くの時間を費やしたい。どうしたら視野が広くなるか?正解はないが、新聞・雑誌を読む。たまには地図を見て全体から考える。異質な人とも会話をする。土日には非日常的行動。絵でも食事でも一流の人と接する。3年5年先の自分を考えてみる。旅をする…要はそこから何かを「気づく」事であると思う。