2011-03-28

M-net 2011-03-28


今日本では地震、津波、原発と三重苦であり、被災地及び被災者は絶望の中にある。そんな中、少しでも元気や希望の出る話をと思い…。

GMC第16期開講

3月25日、GMC第16期が開講した。
中国全土から集められた良い“顔”が、今期も勢ぞろいである。
今、日本は地震や原発問題で先行きが不透明であるが、彼らの生き生きとした顔は、頼もしい限りである。彼らが担う日中、アジア、そして世界の将来に期待をしたい。
今回は日本のテレビ局が同行し、中国滞在中密着取材を受けていた。当初は「日系企業のストライキ解決」という名目での取材であったが、工場の潜入調査を取材いただくだけでは、日中にとって何の解決の糸口も見えない。重要なのは“人”なのである。そこで、今回の取材は当社が育成している中国の“人財”にスポットを当て、彼らが解決の“糸口”になって行く、というストーリーに変更して頂いた。

取材中、取材陣の皆さんが口をそろえて、「GMCは素晴らしい…!杉山社長の仰る意味がようやく分りました。これからはGMCのような頭脳人財が日系企業へ入り、日中の取りまとめを行っていく。これが、“日本と中国の新しいウィンウィンの関係”なんですね…」。
何を見て、そう感じて頂いたのか。一例を紹介したい。

“意図”を汲む

長年私の通訳をしてくれているCさんがいる。
普通、日本の社員は私の本を1度読む。しかし、Cさんを始めとする中国の社員は同じ本を10回以上読む為、私以上に私の事が分かっている。その為、通訳をする際も私の“言葉”を訳すのではなく、意図を汲み、“意思”を伝えてくれるため、誰と会話をしても的確な答えが返ってくる。その様子を見ていた記者Kさんは、「こんな通訳、他にはいません…!我が社にも通訳はいますが、適当でミスばかり。Cさんにぜひ当社に入って頂きたい…!社長、いいですか?」。
もう一例。GMC講義2日目、5分遅刻をした学生がいた。全員が揃ったところで、当社の責任者Q君、「遅刻をした人、立ってください。君はもう来なくていい。」
当社及びGMCには<最低限のルール>があり、その中に「時間を活かす」という項目がある。例えば、『約束の5分前、目上の人とは15分前に』というものである。
「昨日、君は社長の話を聞いて最低限のルールも学んでいるし、実行出来ると約束した。早速翌日から行動が伴わない様な人間は、ここにいる資格はない。」
この様子を見ていた記者Kさん。「すごい組織ですね…。杉山社長の言うこと、やる事をよく見て、徹底して実行している。こういう環境の中で“人財”が育って行くんですね…」。
GMCには“頭”と“心”と“行動力”がある。一人でも多くの優秀な若者が、“世界のリーダー”として羽ばたいてくれる事を、心から願っている。