2007-12-18

M-net 2007-12-18

韓国人が日本語を学び、中国で日本文化を教授する

先日、中国の北京で大変おもしろい(素晴らしい)人に会った。韓国人の女性である。
彼女は27歳の時に韓国から日本に来て九州大学の大学院で日本文化を学び、博士号を取り、今年の秋から中国の北京に来ている。来夏からは先生(教授)の目処も立っているとの事。
中国に来た目的を聞くと「中国の学生達に日本文化を教えたい」「そして“日中韓”の架け橋になって3カ国をつなぐ仕事がしたい。」と熱く語ってくれた。今は中国語を猛勉強中との事である。
日本人が日本文化を教えるのではなく、韓国の人が中国で日本文化を教授すると言う、国際人の代表のような人と出会ったと感じた。
私も日本人で、中国の優秀な学生達をアジアのリーダーとして育てている。残念ながらまだまだ多くの人に本質まで理解されていないが、ようやく花が咲き始めた所である。
彼女の成功と成長を期待してやまない。


現場は最高の師

この頃多くの研修や勉強をしているが、デスク(机)での勉強だけでは限界がある。やはり現場での実践が最高の勉強の場であると思う。
現場とは工場の現場だけでなく、営業の第一線や工場の現場など数多くある。

1. 現場にはウソが無い(現場に真実がある)
2. 現場は活きている(理論と実際)
3. 現場で気づき(多くのヒントを得られる)
4. 現場で学び(足と頭を使い)
5. 現場で成長する

中国の工場経営の話であるが、総経理(又は工場長)が一日二回工場を見て周り、社員に声をかけたり、製品をチェックしている工場にはトラブルは殆どないと言われている。つまり現場を活かすかどうかはトップにかかっている。部下の報告を待ち、それを決済しているだけではダメである。自らが現場に足を運び、自分の目と耳と感覚で状況を正しく判断する事が求められている。
又、現場にただ行くだけでもダメである。目的を持ち、自分の役割を認識して現場に行く事が重要である。
壁にぶつかったら現場に行ってみると、ヒントがいっぱい転がっている事も多くある。
リーダーよ、雑用は任せ、現場に出よう。