2005-06-18

M-net 2005-06-18

人材基地

 中国の内陸、湖北省の省都武漢市に人材育成の「南富士武漢人材基地」を設立する。
 武漢人材基地のコースは次の5つである。
1. GMC
2. 学生創業工作室
3. 技術(大卒レベル)+日本語
4. 技能(専門学校)+日本語
5. その他

 1の「GMC」はグローバルマネージメントカレッジの略で、世界(特にアジア)でマネジメントできる人材を育成する。期間は6ヶ月で、実践教育を中心とし、今年7月下旬より15名でスタートする計画である。応募者は大学4年生、大学院生、20~30代の若者などで、中国内陸部(湖北省、湖南省、江西省など)から優秀な人材を求め、教育する。武漢は人材の宝庫で、25大学28万人の学生がおり、中国1440大学の中でもトップ10に入る大学が武漢大学、華中科技大学と2つもあり、それ以外でも100番以内の大学が武漢理工大学、華中農業大学、華中師範大学、中南財経大学と4つもある。社会に役立てるリーダーを育てて新しいビジネスモデルづくりに挑戦したい。

 2の「学生創業工作室」は、日本で今から7年前「学生ベンチャー」としてスタートしたものである。「気づく-計画-実行-結果」の思考回路を行動や実践でマスターし、卒業と同時に即戦力となる人材育成システムである。中国では3年前より武漢でスタートし、今は広東省の広州でも実行している。

 3の「技術(大卒レベル)+日本語」は、4年制大学程度の技術力と外国語(今回は日本語)をマスターし、技術と言葉やコミュニケーションが出来る人材を育成する。機械や情報など求人の多い職種が中心となる。

 4の「技能(専門学校)+日本語」は、高校、専門学校を卒業(見込みも含む)し技能を身につけた人材に、簡単な外国語(今回は日本語)をマスターさせ、現場リーダーを養成していく。

 学校は当社の武漢事務所(100㎡)の約半分を使い、教室とする。実質的運営の責任者は、中国の学生創業工作室の第一期リーダーのC君である。新しい発想と若い行動力に期待している。
 講師陣は私を中心とし、当社の役員、マネージャーと中国の若い幹部達である。大学や大学院では理論中心だが、今回の人材育成はより実践的人材を育てて、新しいネットワークづくりや、変化やスピードに対応できる柔軟な幹部、リーダーの養成を目指す。