2005-05-18

M-net 2005-05-18

しくみづくり

 以前読んだ本の中に、前花王の会長であった常盤文克氏が、専務時代に始めた経営改革を振り返って、
「何か物事を変えていくのに、少しずつ変えていこうとしたのでは大きく変わることはない。徐々に変わっていくと言うのは、いつ変わったのかが分からない。少々痛みがあってもパッと変えた方が楽である。」とあった。

 常盤氏はコストと時間を二分の一にせよと大号令をかけたそうである。そんな急激で大幅な変革は従来の延長線上の工夫や改善ではとても出来ない。そこでしくみを根本から見直さざるを得なくなる…。
 これからの企業は、
  ①顧客から支持が集められるよう企業体質を強化し、
  ②損益分岐点の引き下げを図り、
  ③利益が出やすい企業体質に変えていかなくてはならない。

 生産性を上げ、損益分岐点を下げて高コスト体質からの脱皮を急がねばならない。これを実行するには非常な決意とエネルギーと痛みを伴う。今までやって来た「経験と度胸と勘と根性」ではなく、「独自のしくみ」づくりが必要である。それもスピードを上げて。一般論として書いたのではなく、当社も新しい「独自のしくみ」づくりに今挑戦している。


分かる事、出来ること

 土曜塾や勉強会で様々な話や資料を渡すと、皆さん異口同音に「分かりました」「すごく理解できました」と話しメールも頂く。
 しかし現場に戻ると、昨日と同じやり方で仕事をしてしまう事が多い。
 「分かったのになぜ出来ないか?」と思う…。
 頭で分かるのは、知識として持っているに過ぎないのである。知識を使い、活用し、組み合わせて初めて勉強した事が活きてくるし、役立ってくる。やってみなければ始まらない。成果も失敗もない。
 新しい事に挑戦するには、エネルギーや勇気が必要である。分かる事が出来る事になればベストだが、少なくても失敗を恐れないで分かった事は即やってみる人であって欲しいし、そんな人をこれからも育てたい。


ブログ

 日記形式の簡易ホームページの事をブログと言う。インターネットを意味するWebと記録を意味するLogを組み合わせた造語で日々更新できるホームページである。
 私も日々忙しい中で、このブログを開設した。理由は、当社又は社長をよく知って頂き、ブログ経由でホームページに多くの人に来て頂き、新しい出逢いを求めているからだ。もう一つの理由は、携帯電話のメールから簡単に日記が送れることである。

 資料によると、今年3月末時点でブログ開設者は335万人、ブログを閲覧している人は1651万人との事である。ブログ利用者の増加に伴い、ブログが電子商取引の中心になりそうだ。いずれにしても毎日日記を書くことはなかなかエネルギーのいる事であるが、継続していきたい。