2018-05-28

M-net 2018-05-28


Roof Meiter 大きく報道 

昨年の春から始めたRoof Meister Schoolが今回の読売新聞の全国版にカラーで大きく報道された。
 ニートやひきこもりなど社会に適応できない若者を3ヶ月間教育し、手に技能を身につけ正社員マイスター(職人)として働いてもらうシステムである。1期(3人)、2期(3人)、3期(3人)と実績を積み上げてきた。今は4期(2人)がスタートした。
働く若者と会社側(南富士)双方が共に良いシステムであり、会社の理念「人づくり」「社会性」「人まねしない、されない事業」とも一致している。


今の日本の課題「ひきこもり」

 日本には今、3つの課題がある。
 福島原発 少子高齢化 ひきこもり

 課題先進国日本がこれらの問題をどう乗り越えるか、世界中が注目している。
 ひきこもりは推定150万人いると言われ、「8050問題(親80代、子50代)」が深刻化。ひきこもりの長期化、高齢化に伴い“親が死んだらどうする”という話題が連日議論されている。
 当事者にとって就労が全てでなく、いかに“生きがい”を見つけるかが最大の課題との事・・・。
 先日ひきこもり当事者主催のシンポジウムに、ひきこもり経験者雇用企業として登壇の機会を頂いた。Roof Meister Schoolとの出会いが生きる活力を生み出す契機となれば、これほど嬉しい事はない。
 アジア諸国もいずれこれらの問題に直面する。日本の研究がアジアの明るい未来を創るスタートとなり、我々もその一助となれば何よりである。


想定外の問題が起きたとき

 考えられない予想もつかないトラブルが発生した時どう対応するか…?正解はない。
①まず一番楽な方法は「問題から逃げる」ことである。他人や周りの人に原因を押しつけて、当事者は知らんふりで逃げる方法。これでは、問題をより深刻化させ、複雑化させてしまう。

②次が現地に飛んで行き、状況を見て判断し、可能な解決策を可能なところからスタートする。時間はかかるが、現実的でベストな解決方法であると思う。

③問題が起きないように日頃から準備、トレーニングして万全を期すようにマニュアル化などをしておく…。現実的にはさまざまな問題が発生してマニュアル化は難しいので、「柔軟な頭」と「スピーディな対応の出来る」人材を育てることが大切である。