2011-01-18

M-net 2011-01-18

与えられる教育から自ら学ぶ教育

教育は花が咲くと確信し、常に教育に多くの時間を費やしてきた…。
どれだけ成果が上がったか立ち止まって振り返ってみると、少々考えさせられる事が多い。
それは常に与える教育であったように思う。与えられ続けるとそれが当たり前になってしまう。
人をダメにする一番の近道は常に答えを教える事である。いつも答えを教えていると相手は考えられなくなり、答えのある人に正解を求め、ラストはまったく考えられなくなってくる。教育も同じかもしれない。
それに反して自分から学ぶ教育(学習と言った方が正しい)は時間がかかるが、一歩一歩成長して行く。二つの例を挙げたい。

(1)D君は毎日新聞、雑誌を読み何か1つをA4の紙1枚にまとめる。まず一語ですべてを表す。次がポイントを1,2,3,4,5とまとめる。ラストに自分の意見を少々書く。これを毎日(日曜も正月も休みなし)で半年も続けると実力がついてくる。文章を書く事は、余分なものは捨てる。まとめる力、書くという行動が人を育てていく。

(2)K君は見込み客を見つける為に、手紙や電話でアポイントを取り、毎日のように外に出てこの見込み客の会社を訪問して、説明や打ち合わせを行う。たぶん、失敗や知らない事で恥をかいたりの毎日だと思う。失敗を反省し、知らない事を勉強する毎日が続く。こんな体験や実践を通して基礎が出来、応用力もついてくる。

この2人のキッカケは人との出会いによって指導を受けたり、自らが気づく事や、追い込まれてその道しかなかったりで、何かのチャンスで行動が変わっていく。行動が変われば成長や実績が伴ってくる。
実践を継続することによって人は成長して行く。

「現状」だけと「現状+先見力」

タクシーの中で前日パソコンで調べた情報を紙にまとめ、色々と話をしている。現状と過去の情報をまとめて得意先のトップに話しても何の感動もない…。
一方ある工場を見学し、幹部とミーティングした。約2時間位である。この工場の問題点と対策を出す為である。
問題点は誰でも分かる。しかし課題解決となるとなかなか簡単にはいかない。
C君が話している事を1枚の紙にその場でまとめさせた。

戦略的に  1.現状の商品(高品質、高価格)ではこんな方法がbestだ。
        2.ちょっと先を考えたらこんな新商品(中品質、低価格)を開発し、
          主力商品とする。

1.の商品では地域と期間(6ヵ月)を決めて実践し、結果を出す。2.の商品は地域やマーケットに合った商品づくりで大学と組んでいく…。
現状や今だけでは話が前に進まないし、ワクワク感もゼロである。
しかし現状と将来を見通した先見性が入ると、現在ではこうだが将来的にはこんな状況が見込まれる…と期待が持てて明るくなる。
仕事や生活に「現状」だけでなく、「現状と先見性」を加える事によって道が開けていく。


2011-01-08

M-net 2011-01-08

写真で見るMact

南富士産業の中国現地法人であるMact(万克徳)の、第7期経営方針発表会が1月7日、中国・武漢にて行われた。








2010-12-28

M-net 2010-12-28

GMC 成長レポート
11月末にスタートしたGMC15期の学生からレポートが届いた。


人の成長に影響を与えるものは、天性30%、教育20%、そして環境が50%である。学生にとっても社員にとっても成長できる環境づくりこそ、GMCの役割である。
チャンスに気づき感謝できる人間が、人として魅力的であるし、いつまでも成長できる。


苦しい時にこそ新しい芽が出る

「不況だ」「デフレだ」…うまくいかない理由を環境や社会のせいにしたくなる。
「成果が出ない」「努力しているのに良い結果が出ない」…汗を流したり、従来と同じ方法で頑張ることで自己満足してしまう。
春の新しい芽は、厳しい冬の時期に、「芽を出そう、芽を出そう」と、土の中で必死にあがき努力している。そして春の太陽の下でパッと芽を吹き出す。冬の努力がなければ、春の息吹はない。
人生でも、仕事でも、苦しい時に様々な工夫や努力をしてこそ「ツキ」や「チャンス」に恵まれる。逆境でもあきらめず、未来を信じ、死に物狂いで努力することで、新しいチャンスをつかみ、創造が生まれる。努力もせず楽な方へ逃げていては、“幸運の女神”はやってこない。
2010年一年間を振り返って、「苦しい時にこそ、新しい芽が出る」と実感している。
2011年は、輝ける年である事を期待して…。

2010-12-18

M-net 2010-12-18

産業革新機構

「産業革新機構」という組織を知っている人は少ないだろう。
日本政府が820億円、民間企業が100億円出資する、資本金920億円の政府系投資ファンドである。
大企業や中小企業、ベンチャー、大学など、産業や組織の壁を越えて21世紀の日本を創り出す、まったく新しいタイプのファンドである。国内外を問わず、新たな技術やソフトなど、革新性を有し、将来性のある事業に投資している。政府保証枠も8000億円ある。
日本は今、お金や技術を持っている。産業革新機構はこの資産を活かし、世界で新しいビジネスを展開している。目指すところは新しいビジネスモデルの確立や、技術立国、産業立国である。
ここで問題なのが、そのお金や技術を活かす「人材」であり、当社のGMCが注目されている。
グローバルな頭脳を活かし、新しい産業を起こすことが地域の安定や雇用創出につながっていく。
GMCも開校して満6年を迎え、大きな花が咲きそうである。

TVの影響

11月9日、テレビ東京の有名な番組「ガイアの夜明け」にて、当社の中国ビジネスが取り上げられた。
1ヶ月経った今、大きな反響が現れている。
ひとつは社会人や学生、経営者、その他…、会って話をしたいという人が多くなった。講演依頼も増えている。
現在、日本と中国は政治的に微妙な関係にある…。一方で経済や民間レベルでの交流はドンドン増えている。
いずれにせよ、日本と中国はパートナーとして今後も大切な関係であり続けていくと確信している。
当社で行なっている“人財育成”は、日中両国にとって新しい発展のひとつの指針となっている。それに関する新たなテレビ取材やインタビュー、新聞・雑誌の取材が舞い込み、TV放映の影響は非常に大きい。
もう一つの影響は、中国に投資している日本の大企業のトップの方々からの相談が増加していることである。
どの企業も、「現地化はどう進めたらいいのか?」「優秀な人材が集まらない」「市場を開拓したい」といったさまざまな課題を抱えている。
問題解決のために若いGMC人財に働いていただくわけだが、日本のトップは「そんな20代の若い人で大丈夫か?」と全員が質問し、疑いの目で見る。そんな時はいつも、「150年前の江戸時代から明治初期の頃の日本では、20代の若者たちが志と情熱を持って新しい日本を創った…GMCはそんな人財ですよ」と話す。すると納得し、「会ってみたい」と言う。そして実際にGMCに会うと、即座に「こんな人財を今すぐにほしい…」。
TVの影響でGMCの若者の活躍の場がもっともっと広がることを期待している。そしてお互い負けないように頑張りましょう…。

2010-12-08

M-net 2010-12-08

知恵を売る

先日、あるものを購入するために、販売店の担当者と話をした。
なるべく出費を抑えるために、もう少し値段を下げてほしい…と話した。そういう客は多いらしく、販売店側も大変苦労しているという。
そこで私は「ではあなたの問題を解決するための知恵を出すから、その代わりに値段を下げてほしい」と、違った角度から話をし、その場で資料を渡し、納得していただいた。その日の夜に、販売店の支店長が値引きした見積りを持って再びやってきた。
これを企業に置き換えてみると、今の厳しいデフレを乗り切るにはコストダウンが欠かせない。
だが、ただ下請け業者に値下げを要求するだけのコストダウンは、相手が身を削るだけでいずれ限界がくる。何とか生き残れたとしても“勝ち”残ることは難しい。
これからの時代を勝ち残るには、お金やモノといった金額で価値を表せるものだけで考えるのではなく、“知恵”や“情報”、“ノウハウ”といった目に見えないものに価値を見出し、それを活かして利益を創出することが求められる。

ゴミ回収業者を味方に

中国で進行している工場改革プロジェクトの話をひとつ。
ある日系企業より、中国の子会社がうまくいっていないという相談を受け現地の調査に入ることになった。
ところが、この現地の責任者を務める中国人総経理が私たちを警戒し、工場に一歩も入れず誰とも口を聞けない事態になってしまった。
この状態で、工場の問題点を見つけるためにプロジェクトメンバーが目をつけた点がすごい。
1.【工場から出るゴミ】…ゴミ回収業者を味方にし、ゴミを調べることでどんな材料をどれだけ使っているか把握。
2.【類似工場】…この工場と似たような業種の工場の実態調査を行い、問題の工場の運営状況を推測。その数40件、すべて無料である。
3.【以前勤めていた人】…実態を正しく掴むにはやはり生の情報が必要である。そこで“退職者”に着目し、話を聞きだしたという。ただ、社員リストといった記録がなく、探し出すために100件もの聞き込みをしたというからおどろきである。
最後にこれらの情報を組み合わせ、工場の問題点を提示し、総経理を納得させることに成功したという。
本来見るべきものが見れないという絶体絶命のピンチを“柔らかい発想”と“地道な行動”で乗り越えたプロジェクトチームに大変感動した。
大きな壁にぶつかっても、あきらめることなく、情熱を持ってやりぬく事で、かならず道は拓ける。

2010-11-28

M-net 2010-11-28

GMC15期スタート

経営リーダーを育成する私塾GMC(Global Management College)の第15期が27日、スタートした。
武漢を中心に、中国全土の上位大学から優秀な学生を集め、アジアで活躍できるリーダー人財としての教育を行っている。
ここ最近、中国人幹部や大学新卒など、優秀な中国人人財を採用したいという企業が急増している。GMCへの期待も大きい。


人を巻き込む力

今、ある大型のSプロジェクトを進めているが、リーダーや担当者がすごい。何がすごいかというと、
1.『事前情報力』 … プロジェクトを円滑に進めるために、必要な情報を事前に収集している。ひとつだけでなく複数の候補を用意し、相手が比較検討しやすいようきちんと整理してある。
2.『プレゼン力』 … 相手に“伝わる”プレゼンができる。言葉だけでなく、相手が分かりやすい資料やデータを用意し、納得させる力がある。
3.『課題提案力』 … これらの事前準備の中には、“見えない課題”への対処も含まれている。プロジェクトを進めていく途中で何が問題になるかを予測し、どう対処したらいいかまで考えられている。それも、相手目線で、ポイントを絶対に外さない。
そして、何より素晴らしいのは『情熱』である。「このプロジェクトをどうしても成功させるんだ」というリーダーの情熱を、いたるところでビシビシと感じる。スピードある行動、あらゆる可能性を考え、前もって手配する実行力、そして相手に気持ちを伝えたいがための熱のこもった言葉…。
まさに『人の心を動かす力』を持ってプロジェクトをぐいぐい引っ張ってくれている。

日中の違い

日本で5年間生活し、最近中国へ帰国したL君に「日本と中国の一番大きな違いは何ですか?」と聞いてみた。
曰く、「日本はきれいで整然としているが、活力がない。中国はごちゃごちゃしているが、活気にあふれている」。
ひとつの国で育つと、その国しか知らないままであるが、日本と中国という異なる二つの国で暮らすことによって、視野が広がり、多様な価値観を実感できる。
これからますます、お金やモノ、ビジネスや人の流れに国境がなくなり、アジアは一体化していくだろう。広い視野を持ってそれぞれの国の良いところを組み合わせ、新しいモノを生み出すことができればベストである。


2010-11-18

M-net 2010-11-18

すぐに答えを求めない

ある事をDさんとKさんに依頼した。
二人ともすぐに「最終的に社長は何を求めていますか?」 「今、社長が求めているものは…?」と私に答えを求めてきた。
二人とも優秀な若い人材であるが、今まで常に、まず答えを聞き、それに向かってそれなりの良い結果を出してきたのではないかと思う。
実社会では正解はなく、常に「考える」「学ぶ」ことが求められる。まず「自分としては○○○したいと思う」「×××という方法はどうでしょうか?」と、自分の意見を持ち、依頼者の意見と対比してみて、自分の意見が優れているのか、まだまだ浅いのか、気づくのである。最初から正解があって、その中で努力するのでは、成長も発展も望めない。
主体性や自分の考えを持ち、柔軟に対応する力を持ちたい。

甘え

上記のDさん、Kさんの二人に言えることがもうひとつ。『自分に甘い』。
「これくらいでいいだろう」「頑張ったから認めてくれるだろう」「次をしっかりやれば、今回の失敗は許される…」「知識と経験がないので仕方ない」「自分としては一生懸命やったがうまくいかなかった」…
自己中心で、自分勝手な考えと行動であり、相手とか、周囲とか、全体のことは一切お構いなし。
赤ちゃんがお母さんに甘えるのは微笑ましいが、大人がいつまでも甘えているのは話にならない。
甘えを捨てない限り、成長や人間的魅力は身につかない。
いつになったらそのことに気づき、甘えを捨て自立できるのか…。(少々疲れてきた)

「大卒就職戦線厳しい」を受けて

日本も中国も、大学生の就職はここ1~2年特に厳しい。
日本でも新聞やTV、インターネットで話題になっているように、内定率57%(就職希望者に対して内定が出た人の割合)で、学卒就職が厳しく、学生の皆さんは日々大変である。
この厳しい新卒採用の裏側の話をひとつ。
A社では、60歳で定年を迎えた人を定年退職で扱い、その場で再雇用するという。条件は1年更新の雇用契約で、給与は大卒新卒と同額である。昨日まで現役として働いていた人であるので、教育や研修など全く必要なく、即戦力として働いていただける…。
若い新卒の人でも、経験はないにしても、知力やエネルギーがあれば60歳以上の人に勝てるが、経験も知識も情熱もなければ負けてしまう。
就職戦線が「若い人に厳しい…」という状況は、中国や米国だけでなく、日本においても同じことが起こり始めている。学生たちも、正社員をあきらめてフリーター・アルバイトになるか、自らの意識と行動を変えて世界で働ける人になるかの選択を求められている。