2023-11-28

M-net 2023-11-28


 教育は花が咲く(インドネシアリーダー育成) 

9月10日に、インドネシアのE君(27歳)がHさんの紹介で3ヶ月インターンシップ生として当社で預かる事となった。
人柄は良さそうだが、無口でどんな人間か分からなかった。
「杉山さん、一切任せます」だけであった。それから順調とは言えないトレーニングが三島本社で行われた。
1ヶ月半位から変化が見られ、メキメキ成長して下記のレポートの通りである。
改めて「教育は花が咲く」と実感した。指導、教育して下さった社員の皆様に感謝です。 基礎力があって、「素直で、頭が柔らかく、挑戦する」人は成長すると実例を示してくれた。
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杉山会長

インドネシア全体発展のご説明を頂きありがとうございました。
今日私は、会長になぜ自分に任せますかと尋ねました。
自分は不安ですが、会長は不安ながら自分を信頼してくれて、嬉しかったです。
その気持ちを忘れずに3つのポイントをインドネシアの発展に活用します。

1.【夢と目標】
- 人を巻き込む為には夢と目標を持つ
- 南富士の社員としての意識で行動する
- 自信を持ってはっきり話す
自分でインドネシア発展の目標を持ち、全ての行動に落とし込みます。
南富士の代表としてインドネシアで会社の基本ルールで行動します。

2.【実践】
- 失敗からも勉強できて、恐れずに挑戦をする
- 考えた・理解した事は実践しなければならない
全体の目標を多角的に考えながら計画を立って行動します。
理解した事は相手が見えるように即実践します。

3.【ビジネスと人づくり】
- 日本の社員のお陰でインドネシアの発展ができる
- 現地のビジネスの稼ぐ力が必要である
- インドネシアだけ日本だけの考え方を捨てる
現地の事業が良い数字を出せば、インドネシアの稼ぐ力で人づくりも続ける事ができます。
両方のバランスを考えながらインドネシアの発展の為に進んでいきます。

インドネシアの発展の為にまずは自分から行動力を高めます。
新しい挑戦をする為に計画(Plan)から実践する(Do)ようにやっていきます。
全体を見るように努力して、良い数字(行動)で出します。
今後インドネシア、中国、日本と協力し、アジア一体化を期待します。
 
改めて大きなチャンスを頂き心から感謝申し上げます。
 
2023/11/22
E









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2023-11-17

M-net 2023-11-18


 素晴らしい社員 

11月14日に、日本国内24営業所中2つの営業所が大きな利益を上げてくれたので、感謝の意味で特別報奨金を渡しに訪問した。
八王子営業所で社員と話した時に、一人の社員から、「なぜ会長はここまで頑張るのですか…」と質問を受けた。
中国のC総経理さんから下記の様な私の48年間の活動(大学教授、奨学金、本、論文など)を記した文章を受け取り、「日中の為にもう少し働いて下さい…」と。そこまで思って頂くならと老齢に鞭打ち、余生を日中交流に汗を流そうと決めて、今がある…と、話した。
11月15日午前2:54に、F君よりメールが届いた。
【外部の人でもこんな高い目線で会長を高く評価してくれているのに、社員の私は目線が低い。 「人づくり」の南富士の社員として自覚が足りない…と思い、夜に今年1年間のM-netを読み直し、3つの要素にまとめてみました。結論として、「あらゆる基本は人」であると実感しました。会長と会うと、目線が高くなるようで、明日からの仕事が楽しみになります…。】
①人づくり②目線(社会情勢)③ビジネス。の3つの要素にまとめてみたとの事。
M-netをここまで活用し、こんな素晴らしい社員がいる事に、「嬉しさ」「誇り」「自信」が持て、人づくりが日本でも花が咲いたと実感した。


2023-11-08

M-net 2023-11-08


 南富士は海外で評価が高い 

どこの国でも、企業でも、生産のUPを計り技術開発を行い、コストを下げて売り上げ増を計り、成長戦略を立て実践していく。 ここで一つ大切なものを忘れて来た。
それは「人づくり」である。組織が大きくなりリーダーが必要になったり、分社化する為にはどうしても「魅力的なリーダー」つまり人材が必要となる。その場になって急にやろうとしても人は簡単に育たない。
中国・アジアで人づくり(リーダーづくり)48年は決して目立たないし、収益に大きく貢献する事もなかったが、着実に実績を上げ、今になって大きな評価を得ている。「時代が南富士の人づくり」について来たと言ってもいい。
「日本ではガリバーの屋根工事業」であるが、「海外ではGMCを中心とする人づくり企業」として高い評価を得ている。
社員一人一人の行動や発言の真価を問われている。「人づくりGlobal Company」としての自覚と行動を。

 会話ができる人 
 
私には、会話の出来る人がアジアに3人いる。
言語ができてコミュニケーションが取れる、という意味ではない。同じ価値観・理念を共有し、常に会話のキャッチボールができる。Give&Takeの会話である。
そして、人徳(人間力)がある。お互いに一肌脱げるような絶対的な信頼のもと、繋がっている。
会話が出来る人とは、
① 目線が高い(社会目線・相手目線を徹底した思考)
② ずば抜けた一芸をもつ(Innovation、戦略、行動…スピードもずば抜けている)
③ 幾つになっても学ぶ姿勢と社会目線での夢や目標がある
時流を掴み、三歩先を考え、新しい事に挑戦している人との会話は刺激的でワクワクする。
常日頃、勉強していなければ会話はできない。その原点は興味を持つこと、である。
様々な事に興味をもち、行動し、自分の幅を拡げ、会話が出来る人でありたい。

 大道至簡 

今、中国でも農地が余り、若者が農業に従事せず社会問題となっている。
何とか若者にも魅力的な農業システムを実現したいと最先端技術と設備を導入したが、「人づくり」で苦労しているという事で、南富士が人材育成で 最先端農業を応援している。
先日その企業のD董事長に、なぜ農業を始めたか聞いてみた。
「“大道至簡”。社会課題の解決で農業改革のチャンスがあったから。また、知識は過去であり勉強すれば身につく。能力はその知識を実践すれば、現在の能力になる。しかし新しい未来や発展は、実践だけではなく思想/哲学/思いが必要。その為にも“大道至簡”が重要」と。
 “大道至簡”とは、「何事も基本原理(本質)はシンプル」という意味である。
目先の仕事に追われたり頼まれた仕事をするだけでなく、歴史や新しい知識を学び、その知識を 仕事に活用する事で、時には何か少しでも新しい仕組みやアイディアを生み出すと人生楽しくなる。