2023-11-08

M-net 2023-11-08


 南富士は海外で評価が高い 

どこの国でも、企業でも、生産のUPを計り技術開発を行い、コストを下げて売り上げ増を計り、成長戦略を立て実践していく。 ここで一つ大切なものを忘れて来た。
それは「人づくり」である。組織が大きくなりリーダーが必要になったり、分社化する為にはどうしても「魅力的なリーダー」つまり人材が必要となる。その場になって急にやろうとしても人は簡単に育たない。
中国・アジアで人づくり(リーダーづくり)48年は決して目立たないし、収益に大きく貢献する事もなかったが、着実に実績を上げ、今になって大きな評価を得ている。「時代が南富士の人づくり」について来たと言ってもいい。
「日本ではガリバーの屋根工事業」であるが、「海外ではGMCを中心とする人づくり企業」として高い評価を得ている。
社員一人一人の行動や発言の真価を問われている。「人づくりGlobal Company」としての自覚と行動を。

 会話ができる人 
 
私には、会話の出来る人がアジアに3人いる。
言語ができてコミュニケーションが取れる、という意味ではない。同じ価値観・理念を共有し、常に会話のキャッチボールができる。Give&Takeの会話である。
そして、人徳(人間力)がある。お互いに一肌脱げるような絶対的な信頼のもと、繋がっている。
会話が出来る人とは、
① 目線が高い(社会目線・相手目線を徹底した思考)
② ずば抜けた一芸をもつ(Innovation、戦略、行動…スピードもずば抜けている)
③ 幾つになっても学ぶ姿勢と社会目線での夢や目標がある
時流を掴み、三歩先を考え、新しい事に挑戦している人との会話は刺激的でワクワクする。
常日頃、勉強していなければ会話はできない。その原点は興味を持つこと、である。
様々な事に興味をもち、行動し、自分の幅を拡げ、会話が出来る人でありたい。

 大道至簡 

今、中国でも農地が余り、若者が農業に従事せず社会問題となっている。
何とか若者にも魅力的な農業システムを実現したいと最先端技術と設備を導入したが、「人づくり」で苦労しているという事で、南富士が人材育成で 最先端農業を応援している。
先日その企業のD董事長に、なぜ農業を始めたか聞いてみた。
「“大道至簡”。社会課題の解決で農業改革のチャンスがあったから。また、知識は過去であり勉強すれば身につく。能力はその知識を実践すれば、現在の能力になる。しかし新しい未来や発展は、実践だけではなく思想/哲学/思いが必要。その為にも“大道至簡”が重要」と。
 “大道至簡”とは、「何事も基本原理(本質)はシンプル」という意味である。
目先の仕事に追われたり頼まれた仕事をするだけでなく、歴史や新しい知識を学び、その知識を 仕事に活用する事で、時には何か少しでも新しい仕組みやアイディアを生み出すと人生楽しくなる。