2019-12-28

M-net 2019-12-28


 Roof Meister 10期 

 ルーフマイスターもスタートして3年が経ち、今回で10回目である。
募集から教育、社員の支援と皆様の協力で、やってこれました。
ニートやひきこもりなど社会の裏から表に出て、自信を持って仕事や生活をする姿を見て、やってよかったと心から思います。

【出会い】
RMSの参加者は、教育や仲間、自分を受け入れてくれる人達との出会いで、人生が激変します。
応募時に強い熱意が感じられなかった参加者でも生きることや働くことの意義、良い仲間と出会うことで「何としても自分もここで変わっていきたい」という思いが強くなります。
教育は人生に於いて、良くも悪くも多大な影響を持ちます‥‥。
仕事に誇りと責任を持ち、良い出会いを創出できるように望んで参ります。(担当者の言葉)


 Give & Take 

 与えてもらうのが当たり前、感謝なしTakeのみの国や人が残念ながら大勢います。
そのような中で、

①GMC ベトナムのHieu君。
上記の一人であったが、「これではリーダーになれない」と注意をしたところ、休憩時間にコンビニでお茶を買ってきてくれた。
そして、彼にある事を依頼したので帰り際に500,000ドン(日本円2,500円)を渡した。
彼は金はいらないと言ったが、無理矢理に渡した。
彼は私に「ではこの金は仲間の教育の為の本を買います…」クリスマスに彼からその金を使ってFTUの事務所の部屋の装飾に使った写真が届いた。
私が指摘したことで「Give&Take」の真意に気付き、即座に行動へ結び付けた。実に素晴らしい。
指導者がいかに気付きのチャンスを与えるかで、人材の伸びしろは180°変わる事ができる。

②水利大学のMeister達から毎回、私に「感謝Letter」が手渡される。
心のこもった文書であり、漢字も入っている。もらうたびに心が清々しくなる。
物はいらないが、心のGive(プレゼント)が最高である。
大学の学長、幹部、先生方、そしてMeisterを指導している担当者の思いや環境(文化)が感謝Letterを生み出しているような気がする。
Takeだけでなく「Give&Take」で生きていきたい。


 夢中 

 夢中になる、という言葉がある。
夢とは目標である。夢(目標)を持ち、夢を達成する強い思いを持ち、挑戦をする事で夢が叶う。
2020年を迎えるにあたり、来年の夢(目標)を持ち、我を忘れて夢中になるものを持って、たくましく生きていきたい。

2019-12-18

M-net 2019-12-18


 相模原営業所 OPEN 

 今までTHK、THTとして活動してきた2つの営業所を統合し、相模原営業所として新たにスタートする。
THKは神奈川海老名に、THTは東京都の日野に、事務所・倉庫を持ち活動してきた。
分譲系建売住宅会社を主力得意先とする的を絞った事業展開をしてきたが、今回統合し強化してさらなる事業拡大を目指す。

田辺所長は、「東京、神奈川エリアで分譲住宅を中心に工事量ダントツNo.1と収益の出せる営業所づくりを目指し、活気と活力ある事業所づくり」と力強く発言し、文章にも書いて参加者全員に配ってくれた。
日本全体を見ると少子高齢化社会で住宅業界も厳しいが東京圏(東京、神奈川、埼玉、千葉)は落ち込みも少なく、やり方によっては伸びていくと期待している。


 考えることが…? 

 スマホもパソコンもすごく便利である。
分からない事や調べる事はすぐに答えが出てくる。それも瞬時である。
車に乗って、目的地をインプットすると、カーナビで自動的に目的地に着く。それも最短の距離で行ける。
従来の経験やデータのあるものは、コンピューターを使って様々な活用が人の力の何百倍ものスピードで処理されていく。
答えのあるものは正確に、スピーディーに処理されていく。
しかし、新しい事や前例のない事を依頼すると、スマホやパソコンでは答えが出ない…。
Iさんにある事をお願いし、答えを待っていたが連絡が来ない…。
「難しくて」「どう考えたらいいか」分からない…との事。
スマホに頼りきって、考える事が出来なくなってしまっている。
台風の後の屋根工事修理もそうだが、ITだけではどうにもならない事もある。
スマホをチョット横に置いて、たまには「考え」たり、「気付き」をやってみるといい。
新しい発見や忘れていた人間としての大切なモノを思い出す。


 幅広い提携 

 仕事とは直接関係のないように思える、様々な大学と南富士は提携している。
ベトナムでは5つのTOP大学と、カンボジアでは1つのNO.1大学と提携して人づくりをやっている。
日本でも一橋大学や東京理科大学、武蔵大学とも提携したり、共同事業を行っている。
海外インターンシップや、海外での共同事業開発、南富士の人づくり経営の本質の研究など様々である。
「種をまくと花も咲く…」との強い思いで。


2019-12-09

M-net 2019-12-08


 過去最高の売上額(総合外装事業部) 

 今年は地球温暖化?による大型台風や長雨の影響で、当社の主力事業「屋根・外壁工事」は前半苦戦を強いられた。
しかし、11月の実績は過去最高の売上高を計上した。
「社員・ドライバーさん・職人のみなさん、お疲れ様でした。日頃の努力に心より感謝します…。」
11月総棟数(屋根、外壁、リフォーム、ソーラー、樋の合計)が1,117棟でした。
自然環境の厳しい中にあって、社員一人一人の工夫、努力の結果であると思います。
今日時点では、受注が多すぎてお断りしている状況です…。
仕事があっても「職人さん」がいない企業も多く、南富士では安定受注と職人育成、確保にこれからも全力投入し、日本の、アジアのNO.1屋根工事業を目指したい。


 人を育てる【思い】 

 南富士の基本理念として「ビジネス」と「人づくり」を両輪としてやっている。
「ビジネス」の方は上記のように数字で結果が出るので分かりやすいし、Yes,Noがはっきりしている。
しかし「人を育てる(人づくり)」は表面的な知識・マナー教育だけでは人は育たない。
リーダー(先生)が教育される者の立場に立ちながらも、責任や数字といった厳しい話もしている。
S君は現状も話し、彼らの将来のこと、会社のことも踏まえて指導してくれている。 彼らに「成長して欲しい、一人前になってほしい‥‥」という強い思いがあり、それが彼らに伝わっていく。思いがあると、それは周りに伝わっていく。
仕事だから、指示されたから教育し指導しているリーダー(グループ)は結果として成長もないし成果(数字)も出てこない。
教育や指導は「リーダーの差」がそのまま出てくる…。
強い思いをもって人を育てていきたい。


 中国での建材展示会 

 12月5日~8日、中国の広東省広州市で中国全土から業者が集まる住宅建材大展示会が行われ、当社とグループ代理店(8社)がA社協力のもと出店し大盛況であった。
昨年の来場者は30万人だったが、今年はそれ以上で、人で溢れかえっていた。
説明に相談員が20名で対応したが、対応しきれない程、新商品や新しい施工方法に興味や関心をもって頂いた。
中国の住宅、建築市場は可能性大でこれからが期待できる。
会場に入場するには事前登録で顔認証である(さすが中国)。

2019-11-28

M-net 2019-11-28


 今、気づく力 

 今、時代は激変している。しかし、日本だけにいると気づかない。
同じ事をしているだけでは、変化にまったく気づかない・・・。
時代が変化しているのに気がつかなければ、取り残されてしまう・・・。
銀行を見ても、コンビニを見ても、小売店がドンドン減少し、B-CからC-Cへ変化していく現象を見ても、又、大きくは米中経済戦争を見ても・・・。
社会を見て、変化を感じ取るにはどうしたらいいだろう?
私は、社会を見たり、変化を知る為に3つの視点で見ている。

① 時代がどう変化しているか(今)と、
  今後どう変化していくかの視点を持って社会を見る。
② 現場にヒントあり。オフィスや環境の良い所にいては何も見えない。
  現場に足を運んでみる。
③ 環境がどう変わっているか?過去と現在と、そして将来は?

この3点を考えてみると、少し見えないものが見えてくる。
もう1つ。見えないものを見る力をつけるには、読書がいい。
本を1回読んでレポートを書いてみると、表面的な文章となってしまう。同じ文章を2回、3回と読んでみると、著者が何を言いたいか見えないものが見えてくる・・・。試してみて下さい。
今、気づく力が求められている。


 ベナン共和国からの研修生 

 アフリカの小国に、ベナンという国がある。
面積、日本の1/3。人口、1100万人。首都ポルトノボ。
公用語フランス語。遠い国で貧しい。
産業は、農業(パームオイル、トウモロコシ)とサービス業。
 神奈川県庁より、技能研修生の教育を依頼された。期間は約4ヶ月で、太陽光発電の技術や施工方法などを実践で学ぶ。
 三島本社での研修では「人としての基本」や「人間力」など、技術だけでなく、人としての研修を行った。技術は日進月歩で変化していくが、南富士で学んだ人づくりの本質を理解すれば、それは国をも変える素晴らしい事であると・・・。
教育の1つにRoof MeisterのTV録画を見せたところ、涙を流して見ていた・・・。彼は日本語ができるが、本当の意味で人づくりを理解したかどうか分からないが、南富士で今やっている人づくりや教育は世界で通用すると、当社の担当者は話していた。
彼がTVを見て、「人は変われる・・・」と話した事が心に残る。
フランス圏であるが、フランスに行っても仕事につけない現実。ここ日本、南富士で彼が何か1つでも身につけて、母国で成長する事を心より願っている。


2019-11-18

M-net 2019-11-18


 Vietnam GMC Ⅰ Start 

 ハノイ貿易大学で10月にGMCセミナーを行い、GMCに興味のある学生達を面接し、①素直な心②柔らかい頭③挑戦力のある6名を第1期とした。
「人間力や管理力、創造力」の基本や「気づく力」「4つの目線」「Teach→Learn」「アジア一体化」などを「Understand」から「Can」「Do」にと教育した。
これからである…。


 GMC Club 

 FTUの大学2年生二人がGMCに大変興味をもち、どうしても参加したいとの事。
二人とも素朴で、素直で目がキラキラ輝いて、前向きで私のセミナーを聞き、是非勉強したい…。
一度に4年生対象のGMC本体では難しいので、GMC Clubとして参加して頂いた。
 こんな清々しい若い人で頭の回転も良く、帰り際に「今日は本当にありがとうございました…」とお礼を言って教室から出て行ったが、今までの私の人生で、こんな初々しい人と会ったのは初めてである。
二人の成長を期待している。


 ハノイ工科大学(HUST)MOU締結。南富士事務所開設へ 

 ハノイ工科大学は、ベトナムの理系No.1大学で日本でも有名な大学である。ちなみに文系No.1大学はハノイ貿易大学(FTU)である。
念願がかない、ハノイ工科大学に当社の事務所と学生教育の為の教室が大学本館の3階にオープンする。
TMC(TechnologyとManagementそしてInnovation)が中心となる。
大学に滞在中に日本企業35社の求人ツアーと会ったり、構内で突然声をかけられ、新しい機械研究所からセミナー開催の依頼をされたり…これからが楽しみである。


 「日本語の本」図書館/ベトナム水利大学にOPEN 

 本を1500冊【本の二毛作】としてベトナムの水利大学に贈呈した。
大学側が図書館の中に「日本語の本」コーナーを設けてくれ、オープン式が執り行われた。
本もベトナムの学生達に活用してもらいきっと輝いていると思う。



 土木・建設のMeister。水利大学60周年記念式典 

 土木・建設のMeisterを育成している水利大学が創立60周年式典を行い、企業として一社(南富士)だけ招待された。世界中の大学からの招待客の中に一企業として参加した。
びっくりしたのは、INDUSTRY CONNECTとして、大学の公式のパンフレットの中に学長の顔と私の顔が大きく掲載されて、新しい大学の生きる道、産学の新しい第一歩として紹介されている。
想定外で驚き、改めて今やっているアジアの人材育成が社会から評価され、新しい価値を創っている事を認識した。

2019-11-08

M-net 2019-11-08


 Understand ⇒ Can 

 多くの人に話をしたり、教育をすると大多数の方より「よく分かりました…」と聞く。
しかし、分かる事が目的ではない。「出来る事」が目的である。
レポートも書いて終わりではなく、書いた事がスタートであり、そこから始まりである。
「分かりました」と言って、何の具体的行動もないK君もその一人である。 分かった事を分かったつもりでいて、それで納得している…。 悲しい現実である。K君は何の進歩も発展もなく、自己満足している。 ましてや周りの方は誰も言ってくれないので、ますます自己中心になって 魅力も成長もない人となる。

「分かりました(Understand)」ではなく「やります(Can)」で 挑戦して道を拓いていきたいし、そんな人を育てていきたい。
学校(教育)は教科書があり、マニュアルがあるが、実践(教育)では 時代を読み、現場を見、より良い環境をつくる事が基本となる。
“I can” でいきたい。


 稼ぐ力 

 新しい挑戦や新規事業など行う時に資金力がないと、思うだけで何も活動できない。
「Roof Meister School」や「カンボジア」への投資(種まき)も当社に稼ぐ力がないと何も 始まらない。
稼ぐ力(収益)はどこから生まれるかと言うと、お客様(マーケット)から生まれてくる。稼ぐ為に頭を使い、アイディアや工夫をする。つまり勉強が不可欠である。
社会が大きく変化している今、同じ事の繰り返しやマンネリ、現状維持ではジリ貧となってしまう。
カンボジアでもまず稼ぐ力を身につけ、次へのステップに進んでいく。

稼ぐ力を身につけていると、どこに行ってもどんな時も自信を持って生きていける。
自分のやっている事やビジネス、人づくりでも「稼ぐ力」はあるだろうか?稼ぐという事は 社会に役立っていると言う証明である。自己満足や従来の延長線上で考えるのではなく、 「稼ぐ力」という物差しで事業や部門、個人も測ってみたい。


 ストライクゾーン 

 視野が狭く、真面目で頭の固いI君と会った。
従来の生き方の延長で、新しい事に挑戦しようとしている…。
少なくともI君はそう思っている。指示を待ち、どこかでマニュアルを 求めている。
どうしたらいいか?誰かの指示を待っている。
まず、固定概念を打ち破る事に挑戦してもらったが、なかなか破れない。
 破りたくないのかもしれない。自分のストライクゾーンを決めて、 そこからはみ出る事をしない。つまり失敗を恐れている。
ストライクゾーンを広げると、 いろいろな球が飛んでくるので、ワクの中で何とかしようとしている…。ストライクゾーンを広げて、前からも、横からも、裏からもボールが飛んでくるゲームも、又楽しいかもしれない。

多様化の時代である。
人生の中で自分の価値観(ストライクゾーン)をチェンジしたり、広げたりして、自分を試してみたら…とI君を見て思った。

2019-10-28

M-net 2019-10-28


 カンボジア(プノンペン)事務所OPEN 

 新しい事務所がカンボジアの首都プノンペンにオープンした。
新しい活動がスタートし、非常に楽しみである。
「ビジネス」と「人づくり」を計画し、動き出している。事務所に日本人は不在で、二人の若いカンボジアの女性が会社設立、事務所開設などすべてを行っている。
今夏プノンペン大学を卒業し、日本で2ヶ月の研修を終えた二人である。


 プノンペン大学でセミナー 

プノンペンは、10月は乾期で気温34℃と暑い。
70名以上のIT学生と教授達。途中で席を立つ人は 1人もおらず、質疑応答では多くの学生さんが「インターンシップについて」「日本に行きたい」 「どうしたらこのT(IT)MCに 入れるのか」などの質問が多くあり、活気に溢れたセミナーであった。
聴講していた教授達から「教授のインターンシップ を行って欲しい」と言われたほどである。
カンボジア視点でなく「アジアは1つ」という考え方で、箱(Money)ではなく人材(ソフト)を中心とした国づくりを話した。
大学の幹部もウェルカムで期待が持てる。


 中国進出が日経新聞で大きく報道 

 中国でスタートした「屋根・外壁工事」と「建材輸出」の記事が大きく報道された。
 日本の多くの企業が「中国は難しい」「トラブルの連続」で撤退する中での本格的進出で注目されている。
中国・アジアでは「人脈とネットワーク」が決め手であるが、44年間の「人(リーダー)づくり」と「ネットワーク・人脈」はどんな時代も活きてくると確信をしている。
本業(屋根・外壁工事)の海外進出で、グローバルなガリバー企業として躍進していきたい。

2019-10-18

M-net 2019-10-18


 危機意識(危機感) 

 普通に生活し、仕事をしていると危機意識を持つことは殆どない。
しかし、同じことを毎日繰り返ししていたり、問題が起きても何も感じずそのままだったり、考える事を一切しないで作業だけに満足していると・・・・。
社会の変化や時代の流れに気付かず危機が身近にやってくる。気が付いたら本当の危機となって目の前に突然表われてくる。

 大きな事例として、日本だけ見ていると世界の中で負けていると思う。日本は大きな変化が何も起こらず平和で安心な国であるが、世界は激変しているのに気づかない。
本屋に行くと日本は正しいという本がいっぱい並んでいる。

 具体的事例として、売上が伸びない、利益が減っていく現象があるとする。何も考えずに同じことを繰り返していたら、ジリ貧で事業中止やリーダーチェンジ、人員削減となって危機に直面する。
立ち止まって見直しや考えて行動する事をすすめたい。
今のままでいいのか?何が不足しているのか?何をしたらいいのか?さまざまである。
上から指示や指摘があれば気付くがそれでは遅い。自ら気付く事が大切であり、必要である。
その為には日頃から勉強(広い意味での遊び)や考える習慣が必要であり、即行動が求められる。
激動期は危機でもあるし、又チャンスでもある。


 自然の脅威 

 日本では9月に台風15号、10月に19号と大きな災害に見舞われている。
被災した人々や地域に心からのお悔やみを申し上げる。
自然の力の前には、テクノロジーやIT,パソコンは何の役にも立たない事が目の前で起きている。
ラストは人の力によって処理し、解決していく。
19号の台風は59河川の氾濫、90ヵ所の堤防の破壊と言葉にならない…。
しかし、自然は人間に多くの恩恵を与えてくれる。太陽の光と熱、雨による水の恵み、風による心地良さ、春夏秋冬など、日頃は気付かないが素晴らしい面も持っている。

 私には師と呼べる先生がいないので、自然や動物、植物などが多くのヒントを与えてくれる。
自然界や動植物は決してウソをつかないので、安心出来るし、信頼も出来る。
自然界と柔軟に対応していきたい。
屋根工事も自然との共生である。雨が降れば工事は中止となる。社会や人々の生活に役立つ屋根・外壁工事はなくてはならない仕事である。
社会的役割と自覚を持ち、自然災害に負けないで、一歩一歩前に進んでいき、災害にも強い、必要な会社でありたい。


 言葉は軽い 

 多弁なS君は、活弁家でもある。
しかし、よく話を聞いていると話の中身が薄いように思う。
つまり話の中身がない。自分に自信がないので自信のなさを言葉でカバーしている。相手が興味を持っているか、話を聞いているかを全然気づかない。自分目線だけである。
言葉は少なくていいから、体験に基づく話や、相手が求めている事を話したらいい。
文章も同じである。書いたら終わりでなく書いた時がスタートであり、行動する事である。

2019-10-08

M-net 2019-10-08


 南富士創業75周年。会社設立50周年。 

10月5日に創業75周年と会社設立50周年の感謝のイベントを東京のホテルで盛大に行った。
目的は長年の努力と貢献に、社員と家族の皆さんに心からの感謝の意を表す事を第一の目的として考えた。

参加は社員の皆様と家族の方々であったが、感謝金を社員と家族の皆さん、専属職人さん(207人)と、ドライバーさん(20人)にもお渡しし、日頃の労と長年の協力に感謝した。
南富士の文化(過去・現在・将来)や歴史、経営と人づくりの両立、日本国内の事業や海外の事業など、総合的に多岐に渡り説明させて頂いた。
多くの社員や家族の皆様から会社のやっている事や歴史、そしてなぜ変化をしているか・・・など理解できたとお話やメールを頂き、やってよかったと実感した。
これからも時代の一歩(半歩)先を見据えて、変化し、挑戦していきたい。
これからの南富士を【創戦】(創造し、戦っていく)という言葉で表したい。


 本の二毛作 

読み終わった本を発展途上国に送り始めて約40年がたつ。
最初は中国だった。40年前の中国は紙がない、本がなく文字に飢えていた。
個人や大学、上海図書館などに多くの本を送った。
日本の公安から何度か注意も受けた・・・。
しかし、送り続けた。

今回、1500冊をベトナムの水利大学に送った。
なかなか手続きに時間がかかり、やっと大学の図書館に日本語コーナーを設けて頂いた。
今、ベトナムでは日本(語)ブームでもあり、学生達が日本に興味を持ち、勉強してくれる事を願っている。


 正解(答え)を1つにしない 

今や現状だけ見ていると視野も狭く、広がりもない。
1つのモノを【東・西・南・北】の4つの視点や【過去・現在・将来】と時系列で見たり、考えると、多角的視点が育ってくる。
目線も同じで【社会目線】【相手目線】【顧客目線】そして【自分目線】とくればパーフェクトである。

2019-09-28

M-net 2019-09-28


 「コミットメントライン」締結 

メガバンクのみずほ銀行と「コミットメントライン」を締結した。
コミットメントラインは、絶対的信頼がないと成立しない。
みずほ銀行三島支店は、設立して 47年経つが、初めてとの事。上場よりも信頼度が大きく、当社の数値に裏付けされた経営実態が大きく評価され、エクセレントカンパニーとみなされた。企業評価は3点。
1.安定性…屋根外壁工事の実績(ガリバー企業
2.発展性…中国、ベトナムなどの事業展開は、無限の発展性を有している
3.社会性…ニート、引きこもりなどの若者を教育している「ルーフマイスタースクール」や アジアで44年間の人づくり実績

これからも長く取引をしたい…との事。
自信と誇りを持って、前を向いて一歩一歩挑戦して いきたい。
※「コミットメントライン」とは…それぞれが調べてみてください。


 ボランティア 

台風15号が9月9日に千葉県に上陸した。
被害が非常に大きく、被災者は大変苦労している。
そんな中、当社のU君(千葉県出身)が、日曜日に千葉県館山市で「災害ボランティア」活動を行い、話を聞いた。気づいた事が3つ。
1.テレビでは感じられない自分の五感で現場を見る、知る事の大切さ。
2.ネットやITではどうする事も出来ない現場。ラストは人と人。
3.太陽の下での作業の大変さ。当社の屋根職人さんの苦労が分かった。
ボランティアも若い人が少なく、殆どが中高年齢者で疲弊した姿が見られ、復旧の大変さを実感した。
そんな中で、当社の主力事業「屋根工事」の存在意義や人にしかできない仕事の貴重さを再認識しました…。
ボランティアと生きた勉強「すばらしい」。


 引きこもりの多さにビックリ 

9月25日に千葉県茂原市で「若者支援セミナー」を行った。
台風の後なので、中止か少人数のセミナーと思っていたが、定員オーバーの50~60名の出席者。「人づくり」や「教育」「人づくりはすべての原点」など、90分話し、質疑応答となった。
1人の女性が、“我が家にも引きこもり6年の子供がいる。今日の話を聞いて、道がある事を知った…“と、涙ながらに訴えていた。
続いて食事会でも、数人の人から「我が家にもいる。どうしたらいいですか?」
田舎でも引きこもりがいっぱいいる事を実感。豊かさの弊害だと思い、話をした。
企業としてできる事は限られているが、少しでもお役に立てればと考えた。

2019-09-18

M-net 2019-09-18


 台風の影響 

台風15号が9月9日未明、首都圏の千葉県に上陸した。
小型の台風であったが、勢力が強く、大きな被害が出た。
道路は寸断され、電車も止まり、電力はズタズタに切断し停電し、水道も多くが断水…。
数えきれない住宅の屋根が飛ばされ、10日の朝から電話は鳴りっぱなし(千葉営業所)である。手のつけようがなかった。

地球の温度が1℃上がると、風速は20mUPし、2℃上がると風速は40mUPすると、15年前に九州電力と共同研究した。それが実証されている。
南富士は日本一の屋根工事会社として、自覚と責任を果たしていかなければならない。


 中国K社代理店日本研修 

広い中国で、K社の屋根・外壁材を販売し、 工事をする代理店が、現在8社となった。
その方々に日本でのK社の工場見学と施工現場を自分の目で見て頂き、ファン化する目的で9月16日~9月22日まで、広州や杭州、蘇州などから9名の幹部の方に日本に来て頂いた。
外装だけでなく、内装にも使う事を実践しており、これからの活動が楽しみである。
年内に第二陣も計画しており、中国での事業展開が一歩一歩進んでおり、期待をしている。


 決断 

Xさんはこの頃、判断ミスが多い。
物事を決断する時、目の前の現象だけで判断すると、間違ってしまう事が多い。

まず、①全体(社会や世界、日本など)を見て「時流」を読む。
   ②現象から一歩先や二歩先はどうなるか「先を考える」。
   ③InとOutの「収支」はどうか、現状の判断。
   ④できれば「今の課題(問題点)」は何か?将来の課題は何が起きるか?
   ⑤決めた事を「即実行するPower」。

以上を考え、判断(決断)したい。
これが出来ないと、失敗の連続となってしまう。
特にリーダーには、それが求められる。

2019-09-08

M-net 2019-09-08


 感動 

皆さんは人生の中で、生きている中で、仕事の中で感動した事がどの位ありますか…?
「感動」とは「ある物事から強い印象を受けて心を動かされた」である。
私は先週ベトナムに行き、ベトナムNO.1大学の学長が多忙にもかかわらず2日間私を案内してくださった。
全ての用事を捨てて、私と2日間同行して頂き、深い感謝と感動を覚えた…。

8月24日のTV朝日のスーパーJチャンネルで、「ルーフマイスター」のMさん、Yさんを中心として報道して頂き、多くの大きな感動を与えて頂いたと連絡(メール・電話)がいっぱい入ってきた。
「感動した…」「胸にジンときた…」「涙が出てきた…」「すごい…」「こんなことをやっている会社があってビックリ」など多くの反響を頂いた。

・あるハウスメーカーから頑張って下さい、マイスターの為に「14棟」のオーダーを…
・ある大工さんから「私の大工道具」を使ってください(写真)と道具を頂いた…
・TVを見たエンドユーザーからリフォームは南富士さんにお願いしたい…

嬉しい限りであるが、この炎天下(不平もあると思うが)不平も言わずに頑張ってくれているマイスターや職人さん達にも感動というか、深い感謝をしている。
結果として感動を与えたり、感動を生み出す仕事や人生に挑戦したい。


 突然の質問 

突然、質問や意見を聞いてみると、その人がどんな人か見えてくる。
頭の中や心の中で、今考えている事が自然と出てくる。何も考えていないと何も出てこない。
Eさんに何か質問ありますか?と尋ねたところ、目の前の小さな事を質問してきた。答える気にもなれずにショックを受けた。Eさんは将来リーダーになる人である…。
「目の前の、今起きている現象だけを見ている」ので、本質とはかけ離れた質問である。

私含めて人は皆、「今起きている現象を見ている」。そしてその現象について、質問したり、意見を述べたりしているのが普通である。しかし、リーダーやリーダー候補は現象だけでなく、現象の「本質」(基本や最も大切なこと)と対比して考えて欲しいと強く思った。
「目的」をどう達成するのかが本質であり、どうやるかという手段はその次であると思う。それは「自分目線」だけではダメであり、「社会目線」「相手目線」などが不可欠である。


 地方は厳しい 

人口減が地方にはスピーディーにやってくる。
新潟市は、2025年に人口が80万人を割ると予測していたが、なんと2019年(今年)人口が80万人を割ってしまった。
市長は給与20%down、議員や幹部は給与10%down。人口を増やす具体策が無い。新しい産業やイノベーションも具体策がない…。
人口が多い事は活力を生み、新しい試みも活発となる。日本では東京圏、世界ではアジアがその中心となる。どこを主戦場とするか、誤ってはいけない。

2019-08-28

M-net 2019-08-28


 Roof Meister感動のTV放映  

8/24(土)TV朝日のスーパーJチャンネルという番組で、ルーフマイスターが大きく放映された。
TVを見ている間に、私のスマートフォンが鳴り始めて止まらない。
「すごい」「感動だ」「すごい仕事をしている」…。

今回中心となったM君(第1期生)「大変だ…」と言いながら、笑顔がいい。
女性のYさん(第7期)の笑顔と表情が「すがすがしい」。
二人とも“さわやか”で、見ている人に感動を与える。
募集する人や育てる人も大変であるが、彼らが自立し、会社や社会に貢献することを願っている。


 地図に載っていない空港 

巨大な空港。カジノ。大型住宅団地(4000区画完売)を視察した。どこの国かと思うが、ベトナムの北部ハロン湾に近い島の開発である。
昨年12月にOPENした「バンドン空港」という。バンドン空港はすでに 稼働しており、Internationalで香港からも飛んできている。しかも民間投資(香港華僑)で大きな建物が2つ。

車で10分位の所に今、「カジノ」の建設が進んでいる。
「住宅団地(分譲地)」は4000区画、全て完売であるとの事。
ビックリの連続であった…。
案内して頂いたのは、ベトナムのハーバード大学と言われる 「ハノイ貿易大学」のT学長である。2日間にわたり、自ら案内して頂いた。「バンドン」を見てくださいと言われたが、地図を見ても出てこない…。

豊かになる為の投資は必要であるが、あまり進みすぎると「自然破壊」や「環境破壊」が進んでいく。一方、人々の「格差」が生まれてくる…。
そんな事も考えながら、ベトナムも大きく変わり始めていると実感した。
今までの人生で地図に載っていない空港に行くのは初めてであった。


 ベトナムMeister7期生の来社 

先日、マイスターの7期生で富山県で働いているM君がハノイのマイスタースクール(現在28期)に来てくれた。
在校生に、
「ここでは技術ではなく生き方を教わり今すごく役立っている。日本に早く行く事ではなく、ここでしっかりと生き方を学べ」と話してくれた。

川島君曰く、「嬉しい限りであり、指導者冥利につきる…。」と、目を輝かせていた。
マイスタースクールをやって、「本人」「家族」「働く会社」そして「南富士」と皆に役立っている…と、自信を語ってくれた。

2019-08-19

M-net 2019-08-18


 粗菓 

しばらく前にY君に注意と指導した事がある。
本質が分かったと思った。レポートも反省の文章も添えてあり、今後に期待をしている。
普通はこれで終わりであり、レポートを書く事で一件落着である。
しかし今日、宅急便が届きビックリした…。
「粗菓」で「私の地元のお菓子です、お召し上がり下さい。Y」とあった。

教育や特別指導をしても、聞いただけで終わりの人もいる。
レポートを書いてそれで終わりの人が大多数であり、残念ながら同じような事を繰り返している。
思う事、気付く事ではない。思った事、気付いた事に基づいて何をするか、すべては行動である。行動がなければ何も始まらないし、結果も出ない。
今、指導している人の中に、
文章や報告書は一切いらない。全ては行動で示せ…と言っている人もいる。
Y君は「指導の感謝」なのか?「Y君を忘れないでチャンスを待っています…」なのか。
Y君の粗菓を見ながら、文章を書いて一件落着ではなく、「心」をモノに託せる事の出来る人が身近にいて嬉しくなった。
Y君の成長を期待している。


 ドイツに12年留学の組織TOPから学ぶ 

先日、東京本部にドイツに12年留学した某組織のTOPの訪問を受けた。
ドイツと言うと古くはヒトラー、今ではベンツに代表されるモノづくりの国を思い出す。
外国人であるので当然車かタクシーで来ると思っていたが、ホテルからバスに乗って一人で来た。ポイントを中心に話が弾む。
19時に来社なので「夕食でもいかがですか?」と聞いたところ、「1時間位ならOK」。
近くの居酒屋で軽くお酒と食事。飲みながら、食べながら、「ドイツと日本の違い」「あなたの今一番の課題は」「日本や南富士に期待するモノ」などあっという間の1時間。
帰るのはタクシーと思った瞬間、「地下鉄で帰ります。グーグルマップがあるから大丈夫です。タクシーではつまらない…」と言って別れた。

「質素」「時間」「話題」「行動」「基本」…など多くの気付きを頂いた。
日本とドイツはよく似ていると言われるが、内向きな日本では負けてしまう。
考えるのは「自分の事と3m以内」では、グローバル化時代に生き残れない。視野を広く、そして行動したい。


 食は健康の源 

96才の知人がいる。
先日具合が悪く、食事もほとんど食べずにいて、「ボケ老人」「死人」のようだった。
しばらくは、訪問した時は食欲も旺盛で、目もパッチリ、頭もまわり、話も弾む。
改めて「食」はすべての基本である事を再認識した。
ダイエットで朝食抜きや食べる事を控えている人が多いが、頭もまわらず、健康にも良くない。いっぱい食べて(食べ過ぎは良くないが)、心と頭と身体を十分に使って、健康的に、明るく生きたい。
使えば使う程、使ったところは活きてくる。

2019-08-08

M-net 2019-08-08


 企業経営と人づくり 

企業経営は経済活動を通して収益を上げるところである。
人づくりは学校(大学、専門学校、高校)を中心に知識を 学ばせている。
南富士では、「経営」と「人づくり」を 両立させている。右手に経営、左手に人づくりである。
両立がなかなか難しい。
経営が十分でないと人づくりに力が入り混乱してしまう。
一言で言うなら「目的」が「経営」で「手段」が「人づくり」である。
どんなに人づくりが出来ても、会社が行き詰ってしまってはダメである。

税金や国の援助、補助は0円である。だから多くの人々から南富士はすごい、素晴らしいと 評価して頂く。
当社では「GMC」「Meister」「Roof Meister」など多くの人づくりを 行っているが、Roof Meisterを例に取ってみると、壁にぶつかりどうしていいか分からない 若者を無料で教育し、自立させる事が「手段」で、工事をしたり、収益を上げてもらうことが最終的な「目的」である。

この基本的な「目的と手段」が明確であると文句なしである。
何の為にやるかという「目的」と、それを実現させる為の「具体的手段」を常に頭の中に 入れておき、実践をしたい。
手段が目的になったり、目的と手段がゴチャゴチャになると、全てがうまくいかない。
特にリーダーはその点について、自覚し行動し、指導して欲しい。


 魅力あるところに人は集まる 

先日、私が会長をしている「21経営研究会」の勉強会で、お笑い芸人の西野亮廣さんを三島に呼んで講演会を行った。

テーマは「道なき道の歩き方~誰よりも行動し、 誰よりも情報を収集し、絶望的な努力を重ねる~」である。
何と、340人が集まった。ビックリである。
話の内容は、「お金より信頼であり、絶対の信頼があれば 金は集まってくる。新しい事に挑戦し飛び込んで行きましょう…。」

この研究会は28年続き、規則が一切なく、会費が月5千円(年6万円) だけである。
27人でスタートし、今、会員が100名である。
魅力があれば人も、企業も、金も、情報も集まってくる。



 花火大会 

知人のIさんの強い依頼で、花火大会に招待された。
8月3日(土)の夕方である。
6万人の人が来ていた。
暑い海辺の砂浜で2時間待ち、花火大会は1時間、パッと咲きパッと散る夏の風物詩である・・・。
感想は、非常に疲れた。

2019-07-29

M-net 2019-07-28

 教育は花が咲く 

先週、GMCの卒業生で当社の上海事務所で3年間働いたRさんが、東京事務所を訪れてくれた。
13年間の空間があり、今は2児の母親である。
私を訪ねてきた目的を聞いてみた。

人生の基盤を頂いた杉山会長に感謝を伝えたい
 GMCでの学びは私のDNAとなり、南富士社員であった事は私の誇り。
 真っ白な私のキャンバスに絵を描き、夢を持たせてくれた。
 社長というより「生涯の先生」。「目と耳は2つ、口は1つ」など学んだ事は今でも私の基本。GMC卒業生たちは皆、成長意欲を持ち、リーダーとして活躍している。

恩恵を頂いたお返し
 当時、南富士を退社し、同志社大学MBAに進学。杉山社長より奨学金を頂いた。
 本当に感謝している。時間がかかってしまったが、お返しさせてください。(25万円持参)

内装会社を紹介
 現職(投資会社)で出会った内装会社の社長に「元南富士社員」と伝えると、「あの南富士?すごい!ぜひ社長と会わせてください!」と懇願された。
 顔の良い社長なので会って頂けませんか。

私は、GMCや社長のカバン持ちを経験し、「人を判断するのは顔である」と学び実感している…。
そして、若い南富士の社員へのメッセージとして
【これほど大きな会社の社長が、学生や新入社員と距離が近く人づくりをし、チャンスを与えて下さる環境はどこにもない。普通は「使う」ためにスキルを習得させる。また、アジアの人材育成やひきこもり支援など、皆さんの取り組みは本当に素晴らしい。開花に個人差はあるが、アジア中に撒かれた種は必ず生きている。】
と、残してくれた。

人づくりは、時間とお金がかかるが、成果は見えにくい。
そんな中、15年ぶりに彼女が突然訪問してくれた。44年間人づくりをして間違っていないと実感した。それは「アジアの頭脳ネットワーク」が現実となってきている事を証明してくれている。嬉しい限りであり、可能な限り日本やアジアで「人づくり」を継続していきたい。
そして、いつの日か、GMCのOB達で集まって、新しいアジアやグローバルな視点で、様々な話をしてみたい。


 カンボジア研修生 

カンボジアのTOP大学「プノンペン大学」を卒業した二人の若者が、今、日本の南富士で研修を受けている。将来的には、カンボジアでも新しいビジネスや人材育成を計画しているので、その第一歩である。
2人とも英語ができ、1人は日本語もできるのでコミュニケーションは非常にスムーズである。新しい事に挑戦する事は、社内も活気が出るし、新しい文化も生まれてくる。三島本部全員で育てているが、日本人社員も負けないように新しい事に挑戦し、自分を磨いてほしい。これからますます異文化との出会いが多くなってくる。
積極的にチャンスをつかみ、活かしていく生き方を身につけて欲しい。

日本に来て1週間。2人の感想
チュンレンさん(写真左):
「生活が面白い。皆さんの温かい心とサポートに感謝しています。」
チャンパさん(写真右):
「日本は綺麗で、皆親切です。日本語を頑張って勉強したい。」

2019-07-18

M-net2019-07-18

 むずかしい事、わからない時 基本、原点に戻る 

今、南富士に様々な企業や人から提案がある。
どうしたらいいか、迷ってしまう・・・。善意で当社の事を考えてくれての提案である。 一方の顔をたてると他方に迷惑がかかってしまう・・・。
こんな時に改めて「南富士」って何だろう。「企業」って何だろう。「収益」って何だろう。
もう一度基本に立ち返って、紙に書いてみると見えないモノが見えてくる・・・。
もう一度原点に返って考え直してみると、基本が何かわかってくる・・・。
「会社経営」や「人生」の中でどうしたらいいか分からなくなる事も多いが、立ち止まって 「何の為にやるのか」「目的は何なのか」を考えてみると道は拓けてくる。
この立ち止まって考える事が大切であり、常に基本は変えず、応用は柔軟に対応したい。


「ピンチ」ととるか「チャンス」ととるかで大差となる 

C君がなかなか成長しない。
上司に問題があるのか?環境が悪いのか?本人の資質や意欲の問題なのか?
思い切って別のチャンスを与えてみようと考えた。
この時C君が「オレはダメだ」と思い「ピンチ」だと考えると顔が暗くよりダメになっていく。
一方、思い切って「これは1つのチャンスだ」と考え、前向きに挑戦していけば、環境を変えることによって、新しい道や自分の眠っている能力に光が当たり、考えられない新しい自分が生まれてくる。
1つの事象を「ピンチ」ととるか「チャンス」ととるかで、将来に大きな大差となる。

ここで大きなポイントが「思う」ことでなく「やってみる(行動)」である。
ただやるのではなく、主体的に、積極的に、思い(情熱)を持ってやり抜く事である。
うまくいかなかったらどうしよう?と考えるだけで負けてしまう。行動には成功と失敗がある。成功を信じ挑戦し、失敗したら学びと考えると気が楽になる。
「チャンスのある会社はいい会社」「チャンスのある人生はいい人生」と、私は思う。
「苦しい時、大変な時も1つのチャンス」と捉えると、これもまた、楽しい。


「中国市場の未来」セミナー 

7月17日に上記のテーマでセミナーを開催した。
44年間の実感を、話させて頂いた。
質問も多く、多くの企業が様々な課題を抱えている。特に今は、中国政府の環境規則が非常に厳しい。毎年毎年、より厳しくなっている。
現地法人のTOPをどうするか?
多くの人が中国を不安視しているが、巨大な市場であることは間違いない・・・。
要は、人財である。日本も外から見たら怖い国である(原発、地震、災害)。
ニュースだけに頼らないで、自分の目で、自分の肌で感じると不安も安心となる・・・。

2019-07-09

M-net 2019-07-08

 中国研修 
A君を中国研修に出した。なかなかいいレポートが提出された(即日)。

【結論】
中国の社員の方々からお話を通して、南富士という会社で働く事に対する「誇り」と
「やりがい」「責任」を感じ、これからは自分が「南富士を引っ張っていく」決意に変わった。

【学び】【気付き】【感じた事】
「会長、社長への感謝の気持ち」
 出会ってお話を聞いたすべての中国人社員の方々が、
 会長・社長への感謝と尊敬の念を口にしていた。

「南富士が好き」という思い
 電車の移動中でも、ルーフマイスターの映像を見ていた。

「人づくりが第一」という思い
 人材育成が一番大事。人材が育てばいろいろなチャンスがある。
 人材育成の核心は、どうやって自主的に行動できる人間をつくるか。

「素直さ誠実さ」が大切という考え
 内装工事の社員はどの企業よりも真剣に素直さ誠実さを持って仕事をする。

「仕事は一人でやろうとしない」
 どうやって周りを巻き込んでやっていくかが肝心。

遠く離れた中国の地で仕事をしている上海の李君、武漢の苗君以下の社員の皆さん、素晴らしい教育をして下さって、心からありがとうございます。
日本で教育、研修だけではなく、これからは中国、アジアで生きた教育をする時代が到来してきた。「ローカルな価値観」ではなく、「グローバルな価値観」で「人づくり」や「ビジネス」をやって来たが、正しかったと実感している。
「日・中・アジア」で「人づくりと新しいビジネス」がより大きく発展していく事を心より念じている。



 答えは1つでない 
新しい事をする時、Xさんは「こういう決まりになっています」と言って前例主義であり、新しい発想やアイディアを出そうとしない。
Y君も同じであり、よく分からない理屈を述べ従来通りの答えしか返ってこない。
これでは現状維持だけであり、衰退の坂を下っているだけで、成長や発展はあり得ない。
失敗してもいいから、新しいアイディアや新しい提案を出し、挑戦して欲しい。

1つの課題に対して道は3つ以上あると常々思っている。
前例がない場合もあるし、サプライズもあり、本質が分かるとシンプルな解答もある。要は「考えて」「実行」するかどうかにかかっている。ヒントは固定概念や常識、前例、年功序列を超えないと、従来のワクから抜け出せない。

世界ではどうか?若者や未経験ならどうするか?
アイディアを出す為の日頃の勉強も欠かせない。
自分の知識や体験だけに頼っていると、道は拓けないし魅力もない。
前例がなければ作ればいいし、経験のない人の方が新しいアイディアが出るかもしれない。

私も南富士の長い歴史の中で、常に「挑戦」や「変化」を求めて今日までやってきた。
「挑戦」をキーワードに、道もやり方もいっぱいある。

2019-06-28

M-net 2019-06-28

 【中国】とどう向き合うかセミナー 

6/27(木)東京本部で中国セミナーを行った。
参加者は多くはなかったが、実りあるセミナーだった。
広い中国の話を「総括」「人民」「経済」「隣国として」「南富士は」「これからの対処」の6項目で話した。
中国は世界のマーケットとして無限の可能性があり、
明確な戦略(何を中国に求めるか)を持って進出しなければ…。
日本人は中国を恐れるが、まったくそれとは逆であり、自分の目、肌で感じて下さい…と。

参加者の質問や意見は、
5年後中国は米国を超える→日本はどうなるか?生きる道は?→懐に飛び込もう
・人脈のつくり方。どんな人脈をどのように→中国は全てが人脈。酒を一緒に飲む、他
・通訳が肝。どうして見分けるか?→若い人を日本に呼んで教育(投資)
・中国の機械、製品は今低コストで高品質。逆輸入したい→日本のはるか上を行っている
・アリババ等IT企業の人材評価制度?→まだスタートしたばかりで十分機能していない

中国に対する国家概念や価値観を変えてみると、新しい展望や道が見えてくる…。


 この頃改めて思うこと 

1.地方→「東京圏」 東京を制する者が日本を制す。
2.頑張る、一所懸命→「スピード」「戦略」(目的達成の為の構想)
3.思う→「絵」を描くとそこまで行ける。そして「優先順位」をつけて
4.日頃の思考、行動→大切な時に「大差」となって表れる
5.目標未達の人「95%」の努力→目的達成する人「105%」の努力。小差が大差
6.普通では勝てない→「大きな目標」と「たゆまぬ努力」。「圧倒的な思い」
7.いろいろな事に興味を示さない人→「認知症予備軍」


 【興味、気付き、考える】ということ 

今までの“種まき”で花が咲き始めている。
アジアでの人づくり、日本でのRMSなど、屋根外壁事業No1の南富士が、どうしてこういった事業を行っているのか、興味を持ってくれる人や企業が増えてきている。

有難い事に「杉山さんに個別面談をお願いしたい」「提案は全て賛成、やりましょう」と言ってくれる。
そして、南富士を知ろうとしてくれる人がまず注目するのはホームページである。
ホームページは動いている、面白いものでなくてはならない。まさに【会社の顔】である。

今、三島本部で、部門の垣根を越えて、全員でホームページの改良を考えている。
意見を出し合い、どの目線で考えたら見てくれるのか、普段は自分の仕事しか考えなかった人も、【考えて行動】している。
【考える】為にはまず、【興味を持つ】そして【気付く】事が大切だ。
そうしなければ、相手の立場に立って物事を考える事は出来ない。
ホームページは1つのきっかけであるが、社員の皆が社会や会社の動きなど、少し周りを見て興味を持ち、様々な意見や提案をだしてくれたらいい。1人の力では弱くても、皆で合わせれば大きな力となる。

そうやって社員ひとりひとりが【南富士の顔】として動いてくれることを期待している。