2019-11-28

M-net 2019-11-28


 今、気づく力 

 今、時代は激変している。しかし、日本だけにいると気づかない。
同じ事をしているだけでは、変化にまったく気づかない・・・。
時代が変化しているのに気がつかなければ、取り残されてしまう・・・。
銀行を見ても、コンビニを見ても、小売店がドンドン減少し、B-CからC-Cへ変化していく現象を見ても、又、大きくは米中経済戦争を見ても・・・。
社会を見て、変化を感じ取るにはどうしたらいいだろう?
私は、社会を見たり、変化を知る為に3つの視点で見ている。

① 時代がどう変化しているか(今)と、
  今後どう変化していくかの視点を持って社会を見る。
② 現場にヒントあり。オフィスや環境の良い所にいては何も見えない。
  現場に足を運んでみる。
③ 環境がどう変わっているか?過去と現在と、そして将来は?

この3点を考えてみると、少し見えないものが見えてくる。
もう1つ。見えないものを見る力をつけるには、読書がいい。
本を1回読んでレポートを書いてみると、表面的な文章となってしまう。同じ文章を2回、3回と読んでみると、著者が何を言いたいか見えないものが見えてくる・・・。試してみて下さい。
今、気づく力が求められている。


 ベナン共和国からの研修生 

 アフリカの小国に、ベナンという国がある。
面積、日本の1/3。人口、1100万人。首都ポルトノボ。
公用語フランス語。遠い国で貧しい。
産業は、農業(パームオイル、トウモロコシ)とサービス業。
 神奈川県庁より、技能研修生の教育を依頼された。期間は約4ヶ月で、太陽光発電の技術や施工方法などを実践で学ぶ。
 三島本社での研修では「人としての基本」や「人間力」など、技術だけでなく、人としての研修を行った。技術は日進月歩で変化していくが、南富士で学んだ人づくりの本質を理解すれば、それは国をも変える素晴らしい事であると・・・。
教育の1つにRoof MeisterのTV録画を見せたところ、涙を流して見ていた・・・。彼は日本語ができるが、本当の意味で人づくりを理解したかどうか分からないが、南富士で今やっている人づくりや教育は世界で通用すると、当社の担当者は話していた。
彼がTVを見て、「人は変われる・・・」と話した事が心に残る。
フランス圏であるが、フランスに行っても仕事につけない現実。ここ日本、南富士で彼が何か1つでも身につけて、母国で成長する事を心より願っている。


2019-11-18

M-net 2019-11-18


 Vietnam GMC Ⅰ Start 

 ハノイ貿易大学で10月にGMCセミナーを行い、GMCに興味のある学生達を面接し、①素直な心②柔らかい頭③挑戦力のある6名を第1期とした。
「人間力や管理力、創造力」の基本や「気づく力」「4つの目線」「Teach→Learn」「アジア一体化」などを「Understand」から「Can」「Do」にと教育した。
これからである…。


 GMC Club 

 FTUの大学2年生二人がGMCに大変興味をもち、どうしても参加したいとの事。
二人とも素朴で、素直で目がキラキラ輝いて、前向きで私のセミナーを聞き、是非勉強したい…。
一度に4年生対象のGMC本体では難しいので、GMC Clubとして参加して頂いた。
 こんな清々しい若い人で頭の回転も良く、帰り際に「今日は本当にありがとうございました…」とお礼を言って教室から出て行ったが、今までの私の人生で、こんな初々しい人と会ったのは初めてである。
二人の成長を期待している。


 ハノイ工科大学(HUST)MOU締結。南富士事務所開設へ 

 ハノイ工科大学は、ベトナムの理系No.1大学で日本でも有名な大学である。ちなみに文系No.1大学はハノイ貿易大学(FTU)である。
念願がかない、ハノイ工科大学に当社の事務所と学生教育の為の教室が大学本館の3階にオープンする。
TMC(TechnologyとManagementそしてInnovation)が中心となる。
大学に滞在中に日本企業35社の求人ツアーと会ったり、構内で突然声をかけられ、新しい機械研究所からセミナー開催の依頼をされたり…これからが楽しみである。


 「日本語の本」図書館/ベトナム水利大学にOPEN 

 本を1500冊【本の二毛作】としてベトナムの水利大学に贈呈した。
大学側が図書館の中に「日本語の本」コーナーを設けてくれ、オープン式が執り行われた。
本もベトナムの学生達に活用してもらいきっと輝いていると思う。



 土木・建設のMeister。水利大学60周年記念式典 

 土木・建設のMeisterを育成している水利大学が創立60周年式典を行い、企業として一社(南富士)だけ招待された。世界中の大学からの招待客の中に一企業として参加した。
びっくりしたのは、INDUSTRY CONNECTとして、大学の公式のパンフレットの中に学長の顔と私の顔が大きく掲載されて、新しい大学の生きる道、産学の新しい第一歩として紹介されている。
想定外で驚き、改めて今やっているアジアの人材育成が社会から評価され、新しい価値を創っている事を認識した。

2019-11-08

M-net 2019-11-08


 Understand ⇒ Can 

 多くの人に話をしたり、教育をすると大多数の方より「よく分かりました…」と聞く。
しかし、分かる事が目的ではない。「出来る事」が目的である。
レポートも書いて終わりではなく、書いた事がスタートであり、そこから始まりである。
「分かりました」と言って、何の具体的行動もないK君もその一人である。 分かった事を分かったつもりでいて、それで納得している…。 悲しい現実である。K君は何の進歩も発展もなく、自己満足している。 ましてや周りの方は誰も言ってくれないので、ますます自己中心になって 魅力も成長もない人となる。

「分かりました(Understand)」ではなく「やります(Can)」で 挑戦して道を拓いていきたいし、そんな人を育てていきたい。
学校(教育)は教科書があり、マニュアルがあるが、実践(教育)では 時代を読み、現場を見、より良い環境をつくる事が基本となる。
“I can” でいきたい。


 稼ぐ力 

 新しい挑戦や新規事業など行う時に資金力がないと、思うだけで何も活動できない。
「Roof Meister School」や「カンボジア」への投資(種まき)も当社に稼ぐ力がないと何も 始まらない。
稼ぐ力(収益)はどこから生まれるかと言うと、お客様(マーケット)から生まれてくる。稼ぐ為に頭を使い、アイディアや工夫をする。つまり勉強が不可欠である。
社会が大きく変化している今、同じ事の繰り返しやマンネリ、現状維持ではジリ貧となってしまう。
カンボジアでもまず稼ぐ力を身につけ、次へのステップに進んでいく。

稼ぐ力を身につけていると、どこに行ってもどんな時も自信を持って生きていける。
自分のやっている事やビジネス、人づくりでも「稼ぐ力」はあるだろうか?稼ぐという事は 社会に役立っていると言う証明である。自己満足や従来の延長線上で考えるのではなく、 「稼ぐ力」という物差しで事業や部門、個人も測ってみたい。


 ストライクゾーン 

 視野が狭く、真面目で頭の固いI君と会った。
従来の生き方の延長で、新しい事に挑戦しようとしている…。
少なくともI君はそう思っている。指示を待ち、どこかでマニュアルを 求めている。
どうしたらいいか?誰かの指示を待っている。
まず、固定概念を打ち破る事に挑戦してもらったが、なかなか破れない。
 破りたくないのかもしれない。自分のストライクゾーンを決めて、 そこからはみ出る事をしない。つまり失敗を恐れている。
ストライクゾーンを広げると、 いろいろな球が飛んでくるので、ワクの中で何とかしようとしている…。ストライクゾーンを広げて、前からも、横からも、裏からもボールが飛んでくるゲームも、又楽しいかもしれない。

多様化の時代である。
人生の中で自分の価値観(ストライクゾーン)をチェンジしたり、広げたりして、自分を試してみたら…とI君を見て思った。