2016-04-28

M-net 2016-04-28

負の国際化
 グローバル、国際化と言われて久しいが残念ながら負の国際化もある。人口41,000人のうち外国人が16%を占める大泉町(群馬県)では、生活保護を受給している外国人(日系二世ブラジル人が多い)が30%を超えている。日本語習得が不十分なまま来日した外国人の雇用の不安定さなどが原因として考えられる。
 大泉町は工場の町として栄えて来たが、工場での人手不足を補う為に外国人労働者に頼らざるを得なかった。しかし今、工場は海外や他の県へ移転していく。残された工場労働者はそのまま大泉町に残る。
 働かなくても生活できる町としてより多くの外国人が集まってくる…。生活保護を恥ずかしいと思って受け取る日本人と、ラッキーと思って受け取る在留外国人では意識に大きな差がある。ましてや町民の人々にとっては納税した税金がそんな使い方をされていては納得がいかない…。正しい国際化(教育して日本に呼び、仕事や生活に責任を持つ)を推し進めて行きたい。国際化もプラス面だけではなくマイナス面も出てくる時代である。(大泉町の知人からの話)

日本の魅力
 一般的に日本の魅力は「富士山、温泉、歴史、文化、秋葉原(家電)…」などである。
私の知人Cさんが先頃シンガポールに行き、アジアのNo.1シンガポール国立大学の日本科の教授と会った時の話を聞いた。その教授は「日本にすごく興味がある…」との事。Cさんは「何に興味があるのか?」と考えた。日本の文化、歴史、言葉なのか…。
 しかし教授は「日本は課題先進国」で「少子化」「高齢化」「産業の成熟化」「原発の対応策と今後の原発対策」などの諸問題を日本政府と日本人はどのように考え、どう対応し、解決先を見出して行くのか?すごい興味があるとの事。頭脳や技術、情報をどう集め活用していくのか…。これから先進国やアジアの国々が直面する諸問題を、日本がどのように対応するのか、正解のないパズルに挑戦する日本の姿を、世界の、アジアの人々が注目している。一つの道が示されれば日本は尊敬されアジアのリーダーとなれる。
 新しいアイディア、革新的な技術、国際協力、さまざまなイノベーションが必要となってくる。前例のない事の挑戦は苦労も多いが、夢と希望を持って切り拓いていく事が新しい価値を生み出していく。

2016-04-18

M-net 2016-04-18

ホセ・ムヒカ(世界で最も貧しい大統領)
 南米の小国ウルグアイの前大統領ホセ・ムヒカ(81才)は、今、日本いや世界で最も注目を集めているリーダーである。今、日本に来ているが、講演会は満席、話が終わっても拍手が鳴り止まない。書店では彼の本が売れ切れ続出・・・。
 彼は2010年に75才でウルグアイの大統領になり、まず給与の70%を貧しい人々に寄付し、残りの月1000ドル強で生活をし、資産は自宅と農園と1台のトラクター、そして有名な青のフォルクスワーゲンしかない。(勿論、この車も友人からもらった中古の車。) そして、彼は世界で最も貧しい大統領と呼ばれるようになった。大統領専用ジェット機を売却し、人名救助のためのヘリコプターにチェンジ。彼は軍事政権と戦い、13年間も投獄され、気が狂うほどの弾圧を受け、苦難を乗り越えてきた。

ホセ・ムヒカの言葉を少し書いてみると、
・「私は貧乏ではなく、質素なのです。」
・「人生はもらうことではなく、あげること。あなたがどんなにひどい状況でも、他人にあげられる何かがあります。」
・「貧乏な人とは、少ししか物を持っていない人ではなく、多くの物が必要で無限の欲がある人のことです。」
・「人生ではあらゆる場面で転ぶことがあるでしょう。愛で転び、仕事で転び、夢で転びます。しかし、人間は強い生き物であり、再び立ち上がりやり直す事ができます。」

 彼は私達に考えさせてくれます。
「豊かさとは何か?」「人間をベースとした本質的な視点」「新しい価値観」など。

成功だけでなく、失敗や苦難を乗り越えてきたすばらしいリーダーのいる事を知り、ワクワクした。
そして、現象や目の前に起きている事だけでなく、本質を貫いていく人生こそ素晴らしい・・・と再認識させてくれた。

2016-04-08

M-net 2016-04-08

第47期スタート
南富士の第47期が新社長のもとスタートした。
経営方針は、「+T(プラスT)」で、Think(よく考えよう)、Try(挑戦しよう)である。
不透明さが漂う国内外の状況に、社員一人一人がよく考え、行動し、結果を出していく一年を目指す。

屋根一筋勤続50年の山岸副会長 退く
 屋根外壁工事の総合外装事業部の山岸副会長が50年間の南富士での仕事を終了し、3月31日退職した。50年間、本当にご苦労様、お疲れ様でした。木材、製材からスタートし、1974年当時のクボタ(現Kmew)の依頼を受け、屋根外壁工事をスタートし、実にこの道42年である。
 まったくの0からのスタートに、「青春をこの屋根にかけよう!」の掛け声のもと、現在は関東圏を中心に17拠点、500人の職人軍団をまとめ、月1000棟の屋根、外壁工事を行う日本一の屋根工事会社に成長した。これは山岸副会長の強い思い、信念によるリーダーシップの賜物である。これからも顧問として、後輩の指導や大所高所からのご指導を頂きたい。

人マネしない、人マネされない事業展開
 上記の屋根、外壁工事は簡単に人マネされない事業である。職人さん達は、夏の暑い時も、冬の寒い時も屋外の屋根の上や外で仕事をする。職人さんを時間とお金をかけて育て、一人前の職人にしていく。育てることも難しいが、日々指示、監理し、指導していく事も簡単ではない・・・。
 当社の新しいビジネス「M」がコピーされ、マネされている事がわかった。いい所だけ取ってマネする事は簡単である。自分に能力がなければマネする事がいちばんの早道であるとは思う・・・。
 簡単なビジネスモデルでは、コピーがドンドン出てくるし、競争相手が増えてくる。人マネされない、人マネできないビジネスモデルをドンドン構築し、新しいInnovation(革新)を持って、新しい事に挑戦していきたい。経営は、Innovationである事を実感した。