2018-12-28

M-net 2018-12-28


  新刊本「世界で活躍するリーダーを目指す君へ」 

 久しぶりに新しい本を出版する。
来年の1月中旬に全国の書店やAmazonで発売される。
(定価1300円/イーストプレス社)

内容は   1.リーダーに必要な人間力
      2.イノベーションを生み出す管理力
      3.リーダーが成長する為に必要な挑戦力
      4.戦略、戦術より必要な事

 グローバル化時代に通用するリーダーづくりの為の参考になればと思い、今までやってきた事を中心に書いてみた。まだまだ十分な本ではなく、未熟さが自覚できる。
 チャンスがありましたら御意見を頂ければ…と思います。



  行動が示すモノ  

 年末の多忙な時に、主力取引先のK社のK社長が三島の本社に片道3時間を掛けてお越しくださった。それも一人でわざわざである。頭の下がる思いである。世界や日本、業界の話をさせて頂き、大変勉強になった2時間であった。
メールや電話で用事が足りる昨今、改めて「Face to Face」の重要さを認識した。
話の中で、私が「K社にとって今一番の課題は何ですか?」と質問させて頂いた。
K社長:「“人材”です。言われれば、あるいは指示されれば動く人はいっぱいいるが、自分から気づいて考えて行動をする人が欲しい。結果は成功であっても、失敗であってもそれは問題ない」「0から1を生み出す人である」「1を3や5、10にする人はいっぱいいる…」
豊かさの中で生まれ育った人が多く、現状に満足していればハングリー精神は育たず、新しい事にも挑戦できない。ましてその事に気づき、考えることはなおさら無理である・・・。

 今、現場で働く人も不足して、人手不足であるが、その上に立つリーダーはもっといないのかもしれない。(私の書いた本が何かの役に立てば嬉しい限りである)
部下や周りの人は上司の言っている事ではなく、やっている(行動)をよく見て判断している。1日24時間皆平等であるが、この時間を何に使うか、どう使うかによってその人の力量や能力が表れてくる。

 「人生は出会い」と言うが、時間を掛けても会いたい人や企業となりたい。
そしてそこに足を運んでくれる人に心から感謝し尊敬したい。
年末の慌ただしい今、時間を使って自らの足で歩き、肌で人に触れ、生の情報を得ようとするTOPの姿は何にも代えがたい。行動の大切さを改めて実感した。

2018-12-18

M-net 2018-12-18


 change 

 物事がうまくいかない場合がよくある。一所懸命に頑張っているのに…。
現象や表面だけ見ていると、本質(本当の原因)が見えない。うまくいかない時や失敗が多い時は、必ず原因(本質的な理由)がある。それに気づかないだけである…。
いくつかの具体的事例を見ているとすごく分かる。ではどうしたらいいか…?
 ①人を変える
 ②やり方を変える
 ③評価や対象を変える

 人を変えることで見方が変わる。そしてやり方が変わっていく。更に評価や対象を、勇気を持って思い切ってチェンジする事で新しい道が拓けていく。具体的事例は挙げにくいが…。
 変化(change)とは変わって化ける事である。
社会や仕組みが激変しているのに、従来のやり方ではうまくいく訳がない。


 多角的集中 

 物事に集中しすぎると、一点しか見えなくなってしまう。真面目に一所懸命にやると、ドンドン視野が狭くなり、他のモノは一切目に入らない。これではうまくいくこともうまくいかなくなってしまう。
私は常に301単位で、30分間は全力集中する。しかし、常に全体や社会を見てから30分の仕事に取り掛かる。一言で言うと「多角的集中」である。
課題に対する答えも真面目な人は常に正解を求め、1つの答えを出そうとする。私は「道は1つではない」「いっぱいある中からベストな方法を選んでいる」答えは510ぐらい出し、その中から選んでいる…。遊び心を持って考えるとワクワクする案も出る…。

 多様化の今、「多角的集中」が必要なのかも知れない。


 give&take 

 NHKTVの全国放送が12/9にあり、さまざまなお客様が来社される。どうして「Roof Meister」を始められたのですか?ヒントやきっかけは…?
異口同音に同じような質問が多いが、多くの人がtakeだけである。モノが欲しい訳ではないが、相手からも何か情報や話題があったらと思う。

 先日3人の方が見えたが、聞くだけで帰っていった。何か空しい気持ちである。人と会う時は「手土産」(モノでない)を持って訪問したい。
givetakeができると双方が満足し、又会いたくなる。


2018-12-10

M-net 2018-12-08


 ドラマを創る(NHK目撃!にっぽんニート脱出)全国放送 

 12月9日、朝6:15~6:50まで35分間に渡りNHKの全国放送で当社が取り組んでいる「Roof Meister School」が大きく報道され大きな反響を呼んでいる。
取材は合計6ヶ月のドキュメントである。6月26日 10:00に一人のNHKディレクターTさんが当社を訪問して話し合い、大筋で合意し取材する事になった。

 ドラマ創りのポイントは、
  1.ディレクターが気づいて行動する
  2.立案し、全体像を構築する
  3.実際に取材する
  4.問題が発生しても絶対に諦めない
    ・心からの強い思い
    ・常にエネルギー、情熱を持つ
    ・自分との闘い(逃げない)
  5.やり抜いて成果(結果)が出る

 途中8月1日にNHK静岡で放映。
 10月19日にNHK東海北陸7県、「ナビゲーション」で放映。
 そして12月9日にNHK全国放送「目撃!にっぽん」となった。
 TVに出演した社員やRoof Meister3期、4期、5期の皆さんの日夜の協力に深く感謝したい。そしてそれ以上に全面的に応援して頂いた社員の一人一人に心から御礼を申し上げたい。
 国から一円の支援を頂く事もなく、南富士の利益の一部を利用し上の図のように企業文化やアジアでの人材育成43年の実績、職人不足、職人の高齢化、そしてニート・ひきこもり等の社会現象の解決策も含め壮大なプロジェクト(ドラマ)である。
 まだこの「Roof Meister School」は始まって2年も経たない。1期がスタートし今6期が始まろうとしている。一歩一歩だが、挫折した若者に再チャレンジのチャンスを与え、働く事の喜びを身体で覚え会社や社会と共に成長して行く事を期待している。当面は30人そして100人と目標を掲げている。

 今回のドラマ創りの全体を見ていて
  a.社会性のある事実、実例があって
  b.ドラマをプロデュースする人がいて
  c.出演する人物がいて
  d.協力し、資金を支援する人がいる

 これからも様々な反響があると思うが、人づくりの南富士として「自立し」「前向き」に「前例のない」ことに挑戦して「魅力と実力」を兼ね備えていきたい。