2009-10-28

M-net 2009-10-28


内モンゴル・エコ(緑色)シルバータウン

M-net9月28日号に続いて、内モンゴルの話である。
先日、再び内モンゴルを訪ねた。巨大プロジェクト開発会社の幹部教育のためである。 50人ほどの幹部社員に3時間話をした。この鑫海(シーハイ)集団は、地元の不動産・建築土木・金融の3つの事業を営んでいる会社である。
特に今回は「老人向け最高級住居」を作り、中国で初めての5つ星エコ(緑色)プロジェクトを完成させたいとの事で、事業や工事が進んでいる。来年の9月には150~200人の入居を始めるという、すごいスピードである。中国NO.1の老人向け不動産会社として特徴ある企業づくりを目指し、今回は5年間で15億元(約200億円)、2000人の老人タウンを計画、進行している。
当社もこのプロジェクトに、3つの面でタイアップしていく。
1.老人ホームのソフト面とその人材づくり
2.企業全体や事業全体を管理する高度幹部人材の紹介
3.建物の屋根(雨漏り対策)施工管理システムの提供、指導
…などである。楽しみなプロジェクトである。



GOLF

中国ビジネスの件で、とあるゴルフショップを訪問した。
日本には2500のゴルフ場がある一方、日本の25倍の面積をもつ中国にはゴルフ場が400しかないとの事。今はまだ一部の人しかやっていないゴルフだが、将来は無限の可能性がある… しかし今、ゴルフショップの経営は厳しい。
「ところで杉山さん、ゴルフはいかがですか?」との質問。 私は即座に「忙しくてゴルフをやっている暇がないんです…」。 彼は私に「暇がないのではなく、ゴルフに興味がないのですね…。興味があれば、まず日程にゴルフを入れて、次に他の予定を入れていくと思います…」
なるほど、“すべては興味”なのかもしれない。

2009-10-18

M-net 2009-10-18

プロジェクト

今、様々なプロジェクトを日本や中国、アジアで行っている。
大きなものもあれば、小さなものもある。難しいものや簡単にできるものなど様々である。

まず、プロジェクトを成功させる為に欠かせないのが、「人(人材)」である。
どうやってそのプロジェクトの中心となる人を見つけるか?経験や知識、年齢や男女ではない。私は「目の輝き」がポイントだと思う。夢(目標)や情熱のない死んだ目ではダメである。「目は口以上にモノを言う。」

次に「スピード」が大切である。アッという間に1つのステップが完了していると皆がビックリし、納得してくれる。時間との戦いである。日頃からスピード感を持っていないと、その場になってからでは遅いし、間に合わない。

3番目が「数値」である。目標や結果を数字で表す事。頑張った、努力した、一所懸命やった等の個人差のあるものや自己満足ではプロジェクトは成功しない。

ラストがプロジェクトチームだけでは限界がある。リーダーに多くの人を巻き込む「コミュニケーション」能力がないと広がりがない。人は説得では動かないが納得すれば動く。納得の一番は行動である。多くの人が言葉でなく、行動を見ている・・・。行動で範を示す事である。
改めて、今求められているものは「柔らかい発想」と「失敗を恐れない行動、挑戦力」であるように思える。プロジェクトが成功し、担当している1人1人がその成功によって自信を
持てたら最高である。チャンスにトライ(挑戦)!である。

そして、プロジェクトの良い点の1つに、そのプロジェクトの目的が達成されたら解散する事が出来る。又、良ければそのまま継続しても良い・・・。どうしても1つ組織が出来てしまうと、それに縛られたり組織を守ろうとするので硬直化してしまう。激動の時は対応が遅れてしまい、機能が発揮されないし、逆にマイナスになる事の方が多い。
環境の変化が激しい時は、フレキシブルに対応できるプロジェクトがベストであると思う。固定概念や過去の栄光、長年の勤務にこだわる人にとってはあまり喜ばれない場合が多いが、要はトップの決断1つである。
従来の組織と新しいプロジェクトを並行して行う事によって、お互いが刺激となり大きな成果を得る事もある。又、効率的でない組織の解体もあり得る。
今、具体的にどんなプロジェクトがあるかと言うと、新規事業P。企業再建P。資金回収P。人材教育P・・・。時代は「所有から活用」の時代に変わってきた。その1つがプロジェクトである。


2009-10-08

M-net 2009-10-08

新聞の切り抜き

学生のDさんに新聞や雑誌の切り抜きを依頼した。必要な情報を収集する為である。
持ってきてもらって「ビックリ・・・。」自分の興味や関心のある記事だけである。自己中心であり、依頼者(私)が何を求めているのか、何の為にこの事をやるのかが全く分かっていない。
人に何かを依頼されたり指示を受けた時、何の為か、いつまでかを考えて開始したい。表面的な事だけを鵜呑みにして行動を起こしても目的とズレてしまう。注意をされたり、叱られた時も同じである。その事だけでなく、「なぜ」(本質)と「ではどうするか」(いかに)に気づけば同じ失敗は二度と起こらない。
日頃から表面的な事だけに注目するのではなく、その裏や本質を見抜く目を養いたい。


ダメな組織

世の中には色々な組織がある。今、ある組織改革に取り組んでいる。左下の図である。



縦(命令・指示)はかろうじて動いているが、横のコミュニケーションは0である。他の部署が何をして、どうなっているか?関心も無ければ興味も持たない。そしてTOPがいなければ指示も出ないし、何も動けない。従来と同じ事をただ繰り返すだけである。
今取組んでいる改革は、右上図のようにTOPがいて大きな方針を出し、その意図をよく理解でき、具体化できるTOP代行者(専務、常務や事務局長)が必要である。
一方、下からの情報や要望を汲み上げて必要な情報をTOPに伝える人が必要である。どんなに優秀なTOPでも一人では限界がある。
そして次が幹部やリーダー同士の横の機能、情報交換が大切である。(電気でも縦横に電流が流れていればどこでも必要な時に電気を使える。)これが機能していないと組織は硬直化しギスギスしてしまい、自分の事だけ、自部門の事だけで、他に対する配慮や全体としてどう動くかに無関心になってしまう。今回のような世界同時不況時に組織として機能しなくなってしまう。バラバラでまとまりがなく、組織として一つの力にならない。そして最も大切な事が、組織はすぐ変えられるが人の意識を変える事はなかなか難しい。どうしても教育(幹部教育、社員教育)と機能しない組織に替わって若い人中心のプロジェクトチームが必要となる。


2009-09-28

M-net 2009-09-28

経済成長率 年30%

中国の内陸に内モンゴル自治区がある。面積は日本より広い。
モンゴルと言えば、草原・砂漠・モンゴルパオ(ゲル)…というイメージである。
先日、中国の清華大学R教授に、「どうしても内モンゴルのアルドス市に行ってほしい」と強く依頼され、何とか日程をやりくりして行く事にした。
さて、アルドスに着いてビックリ。高層ビル群、道路は片側2車線の4車線。走る車はベンツやアウディなどの高級車、それにトヨタや日産の新型車が少し。軽自動車は1台もお目にかからなかった。
地元の政府や経営者に話を聞くと、1年間の経済成長率は30%、上海以上の所得があるという…。
5年間で一変してしまったとの事。
内モンゴルには地下資源が豊富に眠っている。石炭や天然ガス…。
日本を始め、アメリカやヨーロッパでは、マイナスの経済成長率で苦しんでいる。そんな世の中で経済成長率30%は信じがたい。しかし現実は上記の通りであり、活況そのものである。



訪問の目的は、このアルドスの地に5年間で2000人のニュータウンを作るプロジェクトに参加し、意見を言ってほしいとの事であった。(訪問して初めて分かった事であり、ちょうどその日が着工式であった。)
このビッグプロジェクトがすごい。「緑色養老住宅街」―つまり、環境にやさしい、老人が住める街づくりである。基本コンセプトは8つ。①太陽光 ②風力 ③雨水及び下水の再利用 ④地下水 ⑤省エネ住宅 ⑥ゴミの有効活用 ⑦環境に配慮した商品を使用 ⑧循環型社会づくり
…まだスタートしたばかりであるが、楽しみな大型環境対応ビジネスである。

頭脳・再集結

当社の中国・武漢事務所に久しぶりに行った。すると二人のGMC卒業生が戻っていた。
大型プロジェクトを担当したX君(GMC3期生)、大手日系企業の工場で働いていたW君(GMC4期生)である。二人とも頭脳と心と、ずば抜けた行動力の3つを持ち合わせている。
人材が充実する事で、事業のスピードアップなど期待が持てる。
戻りたくなるような魅力的なGMC本部を日々構築している中国の社員に深く感謝し、二人がより大きく成長する事を期待している。


2009-09-18

M-net 2009-09-18

教育

教育にもいろいろある。学校教育、社会教育、知識教育、体験教育…。
そして、すごい成果の出る教育のひとつに 「教えない教育」 「指示しない教育」 がある。
人は、指示されたり教えてもらうと、簡単にその目的を達成する事ができる。
しかし「教えない教育」は、始めに大きな目標や到達点を明確にして、後の
やり方は任せる教育である。つまり、自ら課題や問題点を見つけ出し、解決の
糸口を見出し、答えを出す方法である。
大変きつく、厳しいやり方だが、本人は力もつくし、自信ももてる。
ただし、この教育にはひとつだけ条件がある。それは、“基礎力”があるという事である。
基礎力とは、聞く力・見る力――つまり、本質を見抜いたり、表面だけでなく見えないものを見る力が身についていないとダメである。人間の目と耳と頭をフル回転させるやり方である。このやり方が身につくと、外に出ても実力を発揮でき、大きな評価をいただいたり、何より成果が出てくる。
社内でも、こんな人材が一人、二人と出てきた…。


人望・人徳・人間の魅力

多くの人から、「人望のある人、人徳のある人、魅力ある人になりたいが…」という質問をよく受ける。
私なりに少し整理してみたが…参考になれば幸いである。


では、どうしたらそのような人間、リーダーになれるだろうか?

1.『 気づく 』…本を読む。新聞を読む(“見る”ではない)。
              考える時間を持っている。
          人と会う。非日常の行動もある。ピンチはチャンス。
2.『 目 線 』…相手の目線で考えて行動。問題発見と解決策思考。
              1つの事を様々な角度から。
3.『全体から』…「なぜ」より「いかに」。現場体験主義。明るい。見える化。
4.『 自主的 』…指示がなくても、気づいて自ら動く。
              逃げない。提案する。習慣化する。


2009-09-08

M-net 2009-09-08

ワンパターン

いつも同じ道を通る。いつも同じ服装、いつも同じものを食べる。いつも同じ人と話す…。
ワンパターンである。何も考えなくていいし、楽である。しかし新しい発見や気づき、創造などはできなくなってしまう。例えば、いつも同じ道を通って会社に来る。何の変化もない。たまにはいつもと違った道を通ってみると、視野も広がるし、見えなかったものも見えるかもしれない。
先日、ある主婦が私に質問をした。「スーパーマーケットに“もやし”がひとつもない。どうしたらいいですか?」 私も答えに困ってしまった。
私は、「あなたはいつも同じスーパーマーケットしか行かないでしょう?」。主婦曰く、「そうです」。
私は主婦にこう言った。「車で5分か10分くらいのところに別のスーパーマーケットやショッピングセンターがあるでしょう。いつも同じワンパターンではなく、色々な所に行ってみたら“もやし”だけでなく、新しい発見があるかもしれません。安くて新鮮な野菜も…」 主婦はうなずき、納得してくれた。
ワンパターンで行動していると人間を小さくするし、視野も狭くなり、モノを考えるのも面倒になってくる。他人から見た時、魅力のない人となってしまう。何か期待できる人や会いたくなる人になるためにも、視野と行動範囲を広げたい。


外からの刺激

今、ある改革をしている。
誰もが自分のやっている事は正しいと思い動いているが、社会や世の中がすごいスピードで変化している事に気がつかない。総論や全体としては分かっているが、各論として具体的に自分の事として分かっていない人が多い。
自らの意思で改革することは非常に難しい…。どうしても外からの刺激がないと動かない。命令や指示、痛みを伴う改革など…。上記のような「ワンパターン型の人」では話にならない。
自ら課題や問題を見つけ出し、解決の方法を探し出す人が最高の人材である。周囲や上司から言われる前に少しでも気づいたり、行動できれば何も言う事がない。


手帳

A君に電話をした。「今週会いたいのですが…」 A君、「○日と○日と、○日はダメです。空いているのは○日だけです。」 …これでは大きなチャンスがきた時、みすみす逃してしまう。
一方、B君に電話すると、「○日だけは用事が入っていますが、あとは大丈夫です…いつでもOKです。」との返事であった。
手帳に予定が埋まっていると人は安心する。やる事があるからだ。
反対に、手帳に予定がなく、空いていると不安になってくる。しかし、無理に予定を押し込まず、この空いている時間を利用して、いつもできない事をしたり、今最も大切な事に力を注げば大きな仕事ができる。また、空いた時間にチャンスを呼び込む…そんなラッキーな人となるよう、日頃から人との出会いを大切にしたり、チャンスをモノにできる人となりたい。
手帳を見ると人柄がすぐ分かってしまう。特に、リーダーは「B君型」がいい。
会社説明会に参加する学生でも、自信のない人はどうでもいい予定で手帳が埋まっている。


2009-08-28

M-net 2009-08-28

結論・全体から

Mさんと話をしていて、すごく分かりやすかった。
まず、結論から入る。つまり動詞が最初である。
日本語は主語、目的語、述語の順である。(例えば「私はあなたが好きです」。) 最初に結論を言うのは勇気がいるが、一番大切な事がはっきりしていて非常にいい。
次に、「どうやるのか」の各論ではなく、全体から「何をするか」の話になった。
「何をするか」という全体像があって、「どうやるか」の各論に入っていく。全体が見えて非常にわかりやすい。
すべての仕事は、結論から入って全体像を描く事ができるとスムーズにいく。
そしてできればシンプルがいい。「要は?」 「ポイントは?」 わかりやすく、シンプルに。
自分の仕事や相手との交渉はどうか、一度自分自身のやり方を見直してみるといい。
時間も節約できるし、「この人はすごい」と、相手の評価も上がってくる。


朝食

東北大学・加齢医学研究所の川島教授によると、脳を元気にするには食事と睡眠が大事だと話す。朝食を食べた人は計算速度が上がるが、朝食を食べない人は全く速度が上がらない。
脳はブドウ糖だけが栄養になるので、パンやご飯のようなデンプン質を食べないと脳細胞に栄養が送り込まれない。そして、ブドウ糖を活性化する“リジン”という必須アミノ酸をあわせてとることが大切であり、それは豆類に多く含まれるので、味噌汁とご飯の朝食が理想的である。
社員の実力を引き出し、人材を有効活用するためにも
「朝食を食べなければダメだぞ」と言っている。
朝食を抜いている人は、午前中を自分の力の何割減かで働いている事が多い。
「朝食を食べよう。」


もう一歩

① K君を家庭に呼び、一緒に食事をした。翌日、K君は私の声が聞こえると飛んできて「昨日の玉ねぎのオーブン焼きはすごくおいしかった」と声を弾ませてお礼を言った。
② W君を特別研修したがレポートは従来と変わらない…。何か一歩が足りない。
③ H君たち大学生を集めてセミナーを開いた。
「いい話だった」と皆が口をそろえて言っていたが、メールひとつ来ない。何かもうひとつ足りない…。与えられる事に慣れているのかもしれない。

K君のように心があり、一歩の行動があると気持ちもすがすがしい。チャンスも与えたくなる。
一方、W君やH君たちはその事に気がつかないのか…? “もう一歩”が足りないように思う。
“もう一歩”、“もう一押し”で劇的に変化する可能性が大きい時代である。“もう一歩”、“もう一押し”。