2022-11-28

M-net 2022-11-28


 危機にリーダーの差が出る 

順調にいっている時は、誰がやっても大きな差が出ない。
しかし危機(ピンチ)の時は大きな差が出るし、場合によってはリーダー失格である。売上、利益、得意先、社員、職人、安全、健康など様々な課題があるが、危機に直面した時、リーダーの人間性が出てしまう。
つまり、日常が表に出てくる。
① 自分の事しか考えられなくなってしまう人。
② ピンチでも従来と同じ方法で頑張る人。
③ 立ち止まって、今何が大切か、優先順位をつけ相談できる仲間がいる人。
④ 危機こそチャンスととらえ、発想を変えて挑戦する人。  など…
大変な時、苦しい時こそ次への飛躍の場でもある。 課題や問題提起を整理し、何が問題か?今、自分に出来る事は何かを考えて、思い切って挑戦すると、新しい道が拓けてくる。リーダーの役割は、危機(ピンチ)の時どれだけ役立つかで決まってくる。

 社会活動家二人 

社会活動をしている二人の人とお会いした。
Aさんは幅広い社会活動をしながら、彼等を活用して事業経営も行っている。
広い視野を持ちマーケットインの発想を展開しながら、私と会話も弾んだ。
そして、南富士さんに出口(教育してから就職する場)企業として、日本でもっと若者にチャンスを与えて下さい…と。
Bさんは社会活動が専門で、話が細かく広がりが全くない。
データ、資料を多く出して専門的分析の話が中心であり、話のキャッチボールが全然出来ない。深堀り(専門性)だけでは視野が狭くなっていく事を実感。
一つだけ興味のあるデータを見せてくれた。
神奈川県座間市(人口11万4千人)の事例である。
生産年齢人口(15~64才)のうち完全失業者2,200人、通学も家事もしていない人1,700人。そして派遣やパートアルバイトを含めると22,500人となり、生産年齢人口の19.7%が新たな職場を求めている…。

 自分で考えて動く人 

今、社内で上から指示されて動くでなく、己から気づき考えて行動する人が増えている。新入社員でも、幹部も、海外の社員も…。新入社員は取引先や職人さん達とのコミュニケーションによって磨かれていく。顔を見ると笑顔が多くなり、すぐにわかる。幹部は大きな方向を示すと具体策が言われなくても即日出てくる。
海外社員も仕事の増減を感じ、休日でも業務を行ってくれる。
人を育てて来て良かったと実感する事が多くなり、嬉しい限りである。
一人でも多くの社員がそうなる事を期待している。