2020-11-28

M-net 2020-11-28

 最終目標を描く 

何か新しい事を始める時に一番大切な事は「最終目標」を描いてからスタートしないと、 目先の現象に振りまわされてしまう。 
新しいプロジェクトを始めたが、担当者が目先の業務や数字だけに 注目して全体が見えず大きな目標を見失ってしまった。 現象は日々変わるので、その事の処理や当月の収支だけになって しまい、本質を見失ってしまっていた。
このプロジェクトの最終 目標は何ですか?と質問すると答えられない…。本質を見失って しまっていて、作業だけに集中していて自己満足ではダメである。 まず「大計」からスタートし、具体的に運営していけばいい。 それぞれの事業所の「最終目標」(夢)は?もう一度考え直し行動してください。

 欠点は長所となる 

求人面接をしていて思う事がある。普通は大学を卒業して 22歳~23歳の若者が中心であるが、中には年齢の高い人もいる。 諸事情によって中身も年齢もそれぞれである。 
年齢の高い人に、「年齢が高い事はマイナスであるが、それをプラスに 変えて下さい…」と話す。具体的には「5年の差があるとしたら、スピードを2倍又は3倍に上げてスタートすれば勝てますヨ…」と。皆と同じに考えるからマイナスとなるが、「皆より早くスタートしたり」「スピードを上げたり」「同時に2つやる」などが実行できればマイナスどころかプラスになる。ピンチも又チャンスである。4月に一斉入社だけでなく通年採用など、企業側も柔らかい対応が求められる。通常の仕事でも、出来る事やマイナス面もいっぱいあると思いますが、 考え方によってプラスになります。 
「社会現象を見て、本気になって、意識を変え、行動を変えると結果は大きく変わっていく」と、確信している。

 環境とチャンスで人は育つ 

環境も甘い環境と厳しい環境があるが、甘い環境では人は育ちにくい。 社会の変化に伴って、問題が発生した…。
窓口の責任者Aさんは、若い社員で ある。今までAさんは厳しい環境でも不平1つ言わず、目的を達成し、自己研鑽も 積み上げて、また素晴らしい人間である。ある大きな問題が発生し、問題発生の本質をよく説明 し、窓口となって担当になってもらうことにした。Aさんにとっても初めての体験であり、難しい 事である事は十分に分かっている…。又、1つのチャンスでもあると思った。交渉して頂き、報告 が来た。「感謝」と「事実」と「今後」についてAさんの考えを話し、相手は「ビックリ…」と言う 感じでした。と、素直な感想が届いた。最終的にどうなるか今は分からないが安堵した…。 人を育ててきて本当に良かったと実感し、改めて人は「環境とチャンス」で育つと思った。
 Aさんに深く感謝すると同時に、環境の良し悪しを言うより「その場で花を咲かせる」Aさんの人間 力に魅力を感じる。そんな人となりたい。そんな人を育てたい。