2024-12-18

M-net 2024-12-18


 モノを扱う、人を扱う 

① モノや工事をビジネスする時は、ハード(価格、品質、施工力)がポイントとなる。
② 人材の育成や活用時は、ソフト(信頼、魅力、可能性)がポイントとなる。

これを間違えると、成功には到達しない。
モノや工事の場合、途中でミスやトラブルが発生するが、現象から絶対逃げないでそれをスピードをもって解決すれば、ピンチがチャンスとなり、信頼を得られるし、その先の発展もある。 信頼とNo.1が両立できたらいう事なしである。
人材を扱う場合は、正解がないので相手の土俵に乗っては最初から負けてしまう。
価格の話が出てきたら人もモノと同じになってしまう。自分達の価値観をもって話を進め、こんな生き方もあると賛同して頂けたらうまくいく。
別の言い方をすれば、相手の課題(問題点)を見出せば、解決の糸口はいくらでもある。 柔らかい頭と柔軟な発想があれば、無限の可能性がある。
南富士は、屋根工事と人づくりの両輪でやっているが、年末に一度立ち止まって考えてみたい。

 感謝は思うでなく行動でしか表せない 

年末になると「一年間お世話になりました」と言って、年末の挨拶に来る人が多い…。
南富士は長いこと社員教育の影響か、人柄のせいか「南富士さんは明るく元気な人が多い」と評価も高く、会社の信用力が非常に高かった。
しかし昨今、残念な事にこの歴史が薄れてしまったような気がする…。
(昔)遠く離れた所にいても、大きな声で「こんにちは」。
(今)近くに居ても、目を合わせようとせず、逃げているように見え、勿論声は掛けない。
SNSの時代であるが、Face to Faceを大切にして、一言「こんにちは」「ありがとう」が欲しい。 会社内だけでなく、現場でも、得意先でも、職人さんとでも、笑顔でそして大きな声で声掛けをしたい。
後姿(背中)に声をかけられると、「心に残る」。 汗を流すだけの作業員は社員ではない。社員は心を込めて、 「仕事を頂きありがとう」「施工してくれて、ありがとう」「仕事に協力してくれて、ありがとう」 そして仲間の上司や部下にも一声掛けると心が和み、雰囲気が良くなる。
「ハード」の価格や品質の差別化も必要であるが、「ソフト」の信頼、魅力、可能性の充実こそが我々の財産である。
その1つが「感謝」や「挨拶」であり、誰も教えてくれないが、大切にし、守り続け、大きな花を咲かせたい。
忘れていたら思い出し、身についていないなら今から身につけて、魅力ある人となって欲しい。人生の基本は感謝であり、ここがスタートである。