2011-04-07

M-net 2011-04-07

GMC責任者 王一楠君

今年からGMC責任者となった王君が来日した。
プロジェクトへの参加と、日本文化を体験し、より幅広い視野を身につける為である。せっかくなので日本の社員にも刺激をと思い、本社にいた全社員の前で話をしてもらった。
 「はじめまして。GMCの責任者をしています、王と申します。先日、GMC第16期がスタートしました。今回の応募者総数は10,732人です。その内、杉山社長の授業に参加出来たのは13人。9日間の集中訓練を受け、最終的に9人が卒業をしました。」
 GMCは中国で1800ある大学の上位20校を対象に、【素直な心・柔らかい頭・行動力】をポイントに選抜される。基準に達しない人はその場でどんどん落とされて行く。例えば…




 ・心(情熱)がない人
 ・頭の固い人
 ・行動が伴わない人
 ・提案の出ない人
 ・同じ事を2回言われる【変化出来ない】人

などである。
 では、GMCの訓練ではどのような事をするのか?
 「学生たちには初めから難題を与えます。ですが、決して答えは教えません。勿論、彼らも経験がない為すぐに満足の行く結果は出せません。そこで、“反省の時間”を与える為、苦難に打ち勝つ精神力を養うためにマラソンをさせます。その後、ひたすら自分たちで考える事を繰り返し、考える事を“習慣化”させる。そうして“柔らかい頭”を体得し、実践力も身に付けて行くのです。」
 王君曰く、GMCに最も必要なのは“リーダーとしての魅力”であると言う。頭の良い人、能力のある人はごまんといるが、それだけではリーダーにはなれない。周囲が、「この人と仕事がしたい」「この人にならついて行こう!」と思うのが本当のリーダーであり、GMCなのである。
 こうして選ばれた人達が、22~23歳の若さで日本の、或いは中国企業の幹部となって行く。

基本を重んじ、決して芯のブレない堂々たる王君の姿を見て、将来を大変頼もしく感じた。また、GMCのような大きな組織が成り立つのは上司の漆君、同僚の許君の大きな支援あってこそである。離れた地で多くの“花”が咲き始めている事を、心から嬉しく思う。