2011-03-08

M-net 2011-03-08

学生の違い

現在、中国のGMC(経営リーダー育成塾)では第16期がスタートし、学生を選考している真っ最中である。応募者は中国1800大学のうち上位20校の優秀な学生たちだ。そんな中、中国に滞在している日本人社員からメールが届いた。

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杉山社長、お疲れ様です。
今週、GMCの一次面接が上海で行われ、その様子を見学しました。直前にGMCの学生と話をしたばかりだったので、一般学生とGMCの違いを強く感じました。

“本棚”のような一般学生
   履歴書には資格(語学・会計)がたくさん。また、そういった能力が偉いと
     考えている。
    ■頭が固い。自分の尺度でしか物事が理解できなさそう。(10聞いて2、3把握)
    ■ギラギラしている。(あまり能力が無いがギラギラしている)

“海綿”のようなGMC学生
○成長する余白が感じられる。
○人の話を良く聞く。聞く力がある。受け皿が広い。
○教育したくなる(色々な事を教えたくなる)人材。すぐ変化し対応する。

一般学生は一見すると多能そうですが、本人は本棚のように変化がなく、どことなく魅力がありません。こういった人は便利かもしれないですが、便利なだけで専門的な事しか出来ないような感じがします。また知識がたくさんあって地に足がついていない感じや、実績がないのに威張っている人もいて、魅力的なリーダーとは程遠いなと感じます。
一方、GMCの学生は、新しいことをどんどん吸収し本人も変化していくため、ついつい応援したくなり、とても魅力的です。以前社長が仰っていた「GMCは、MBAになるのでなく、MBAを“使う”人材だ」という言葉を思い出します。私も、勉強し変化し続けられるよう精進していきたいと思います。
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挑戦に失敗はつきもの

先日、ある事をK君にお願いしたのだが、数日たってもこれという変化が見られない。全体に影響のないような細かいところを変えたり、できない理由をならべて行動していない…。
人は、新しいことに直面すると、失敗を恐れて思い切った挑戦がなかなかできない。
「うまくいかなかったらどうしよう」 「失敗して怒られたくない」・・・そう思って次の指示を待ったり、“答え”を求めようとするので、出来上がったものは無難でおもしろみに欠ける。
人から何かを依頼されたら、まず相手の意図を掴むことが大切である。そして目的を達成するための戦略(全体像)を組み、あとは具体的な行動あるのみである。
何事も、思う・考えることでなく、やってみることだ。失敗を恐れずに新しい一歩を踏み出し、思い切って挑戦してほしい。
失敗したら、もう一度やり直せばいい。失敗(体験)が人を大きくする。