2008-01-18

M-net 2008-01-18

周りはリーダーの行動を見ている

当社を取り巻く環境も急激に変化をしている。言葉でどんな立派な事を話しても、やっている事と一致しなければ部下や周りの人々はついてこないし、信頼を得られない。
リーダーも人間であるので、挑戦をすれば成功も失敗もある。例え失敗しても、プロセスや結果、そして失敗に対する対応力などを部下や周りの人々はじーっと見ている。
失敗が問題ではなく、行動や挑戦しない事がリーダーの魅力を無くしている・・・。
長期的展望や、総合的に考えて、将来の為に今何をすべきか、どんな行動をしたらよいかを考え「有言実行」が今求められている。変化が激しかったり、先の見えない今こそ真のリーダーを求めている。目標や期間を定め、自らを信じ、勇気を持って一歩を踏み出して欲しい。
アイデアや知恵が出なければ、それらがある人と組み、成功したら自分の力、失敗したら社長の責任と割り切って挑戦しよう。


状況変化の中での対応

今まで強みと思っている事でも、環境が大きく変った時は逆に強みが弱みとなってしまう場合もある。

①まず状況を正しく把握し、長期的(戦略的)にどうしたらいいかを定める。
②そして現状と長期目標をチェックしてみる。この時、本質的に一番大きな問題や課題は何かを数字で表せると、見えない(見えにくい)問題が表に出てくる。
③その大きな問題をどうしたらいいかの一点に絞って考えると道は見えてくる。
日頃から指示されたら動くのではなく、ちょっと立ち止まって考えたり学ぶ習慣を
 身に付けておくとベストである。

もう一つ、固定概念が大きな問題である。「今までこうだった・・・。」「これはこうだ・・・。」ではなく、柔らかい頭(Yes Butでなく、Yes Try的な思考でやってみよう。やってみなければ分からない。)が必要とされる。
どうしたら考えたり、学ぶ習慣が身に付いたり、柔らかい頭が出来るだろうか・・・?
よく私は多くの人に、「新しく挑戦する時はどうやって決断するのですか?」と聞かれるが、「明確な目標を頭の中に描く。人を育て、信じて任す。やり抜く。の3点です。」と話す。
一日5分でも10分でも考える習慣を身に付け、何事からも学ぶ姿勢(覚える事ではなく)を持ち続け、気づいた事をメモし、自分のモノとした者が柔らかい頭を持てるのではないかと思う。何事も失敗を恐れず、挑戦する事こそ最も大切な事であり一番の近道である。
世界が変わり、社会が変化し、市場が激変していく中で、「変わる事こそ海図なき今を勝ち抜くパスポートである」と思う。「変わる」為には「エネルギー」や「勇気」、そして「実践力」が不可欠である。ピンチこそチャンスと捉え、大きく成長していこう。