2005-06-08

M-net 2005-06-08

豆腐一丁いくら

 豆腐は通常300gで一丁80円~100円でスーパーやデパートで売っている。しかしデフレと同業者(スーパー同士や豆腐メーカー同士)競争によって一丁28円まで下がったと言う。28円の売値では豆腐を使っているメーカーはいくらで作ったら良いか?そんな折、近頃スーパーで豆腐一丁18円で売っているとの事。メーカーの社長は頭を抱えてしまった。

 一方、同じ豆腐でも海洋深層水と豆乳をミックスした差別化豆腐は一丁150円で売れている。
 豆腐競争や豆腐戦争の話を聞きながら、特徴がない商品や差別化できない商品は共倒れとなってしまうと感じた。そう言えば、100円ショップは今も伸び続けていると聞く…。一度下がった商品は元に戻らない事を聞き、まだまだデフレ傾向は止まっていない事を実感。


一点突破(集中)

 商店街は押しなべて元気がなく、シャッター通りとも言われている。
 そんな中で予想外に元気な店舗が「和菓子屋さん」である。原因を調べてみると、
  ①大手菓子、ケーキメーカーにはないオリジナルな特徴ある商品を持っている。
  ②その商品を好む顧客を持っている…。
勝ち残る為に集中が求められる。現場やお客様の声を直接聞き、それを即商品化できるシステム(体制)を持っていなければならない。

 酒店、米店、クリーニング店、雑貨店など○○店とつく、名前を聞くだけですぐ商売のイメージが分かる業態はおしなべて元気がなくダメであるが、和菓子店だけは例外的に良い。
 別の言い方をすればすんなり分からない企業の方が魅力ある企業なのかもしれない。
 従来の分類には当てはまらない業種、業態の方が伸びている…。
 昨日よりも今日、今日より明日と常に変化し、お客様にビックリを与えている企業がユーザーから求められているし、成長もしている。

 豆腐メーカーの社長と和菓子屋の社長さんと会って改めて気づかされた。ポイントは3点。
  1.特徴、差別化を図る
  2.エネルギーの集中で一点突破
  3.現場にトップ、社員が立ち、時代の風を知る。

 一人一人も、
  1.自分の長所を伸ばし
  2.一点集中で誰にも負けないものを持ち
  3.現場、ユーザーの声を活かしているかが問われている。

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<お知らせ>
  浙江大学との共同研究により「美麗茶」が新しいブレンドになって入荷しました。
  味、効果共にリピーターから絶賛の品です。ぜひ一度お味見下さい。

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