2004-04-18

M-net 2004-04-18

説得と納得

 こちらが力を込めて相手に分かってもらおうと話をすると、相手は「分かった」と言いながら、心の奥深くからではなく、言葉や見える範囲内で分かったつもりでいる。つまり「説明をした人が得をする」。これを「説得」とする。
 一方、文字やデータ、資料、写真やイラストなどで体験に基づいて説明すると、相手も同じ立場に立ち「受け手が得をする」つまり「納めた人が得をし」心から「納得」してくれる。

 今、時代は中国、アジアであり、「中国進出企業支援ビジネス(人材&情報)」は「納得」中心であるような気がする。メンバー企業もどんどん増えており、多忙を極めている。
 日常の仕事の中で、説得でなく、相手が納得して頂けるよう、頭を使い、体験をし、可能な限り事実に基づいた資料で説明する方法を身につけたい。


沖縄出張で考えた事

 4月18日、所用があり、沖縄に日帰り出張した。
 飛行機代が東京(羽田)―沖縄で、63,000円であり、約2時間30分かかる。
 私もよく中国に出張するが、国際線なのに往復の飛行機代が成田―上海で5万円内外である。時間も2時間30分位である。

 なぜ日本国内の飛行機代が高いのか考えてみた。
1. 人件費(パイロット、乗務員、空港関係者、他)が高い
2. 飛行機の発着料が高い
3. 燃料(ガソリン)が高い
4. その他、原因は色々あると思う

 安全は全てに優先するが、機内に於けるサービスが国内線は特に良いわけでなく、お茶、飲み物だけである。国際線は食事、アルコールなどが無料サービスで、安い方が機内サービスは良い。笑顔だけのサービスでは満足しないし、限界である。

 高コスト体質から変換をしないと、大きな国際的な戦いには負けてしまう。
 我々の仕事の中に於いても、同じ事が考えられ、発想の転換やスピード、行動の効率化など、抜本的な改革が迫っている事を実感した出張であった。