不景気なのに今住宅が売れる?
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今、日本は「デフレ」と「円高」で厳しい状況が続いている。
デフレとは、価格の下落である。円高とは、輸入品は安くなるが、輸出は非常に厳しい。
なぜなのか? どうしてなのか? 不景気の今、住宅が建ち、売れている…。
総合的に考えてみると、次の3つの要因があるように思う。
1.土地が値上がりしていない
2.デフレで住宅(建物)価格が下がり続けている
3.ゼロ金利政策により、住宅ローンが1%~2%で
お金が借りやすい
お金が借りやすい
住宅を求めている人にとっては「チャンス」である。
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上記のとおり家が建っている一方で、家を建てる職人さんが不足し、工事が大幅に遅れている。
ピーク時には年間160万戸の家が建っていたが、昨年(2009年)は半減の78万戸になってしまった。
現場で働く職人さんたちも、建築だけでは生活ができず、他の業種へ職を変えてしまった。
ここへ来て急に住宅の仕事が増えても、一度崩れた構図は元に戻りづらい。
さまざまな手を尽くして、職人さんの確保に動いている。技能を持った職人さんの育成には多くの
時間と費用がかかるので、早急に育て上げることはむずかしい。
一度失ったものを元に戻すことは大変なことであるが、ひとつの政策として“U-30”作戦なるものを
実行している。職人さんに再び戻ってもらう(Uターン)作戦である。第1回目の目標は30人であったが、
達成できた。
これからもいろいろな方法に挑戦し、さらに大きな職人軍団を築いていきたい。
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中国で5000人規模の大型工場を見せていただいた。
そこで働いている人たちの目を見て、「おおまかな工場の内容」が見えてくる。
目が輝いている。目が死んでいる。目が寄っている。焦点のあっていない目…。「目は口ほどにものを
言う」とはよく言うが、そのとおりだと思う。
目が輝いている …………職場に活気。人と人も磨き合ってすがすがしい。
足を止めたくなる。
足を止めたくなる。
目が死んでいる …………仕事はしているが、義務感が漂い、
主体性は全く感じない。息苦しい。
主体性は全く感じない。息苦しい。
目が寄っている …………仕事には真面目に取り組んでいるが、
人間性が感じられず近寄りがたい。
人間性が感じられず近寄りがたい。
焦点のあっていない目 …ぼーっとしており、ミスが多いだろうと思われる。
寝不足だろうか?
寝不足だろうか?