2024-11-18

M-net 2024-11-18


 人口減少する日本の活路-縮んで勝つ 

先日、上記テーマで講演会があった。
講師は河合雅司(人口減少対策総合研究所理事長)さんであった。
急激に人口減少する日本に、唖然とした。地方は特にひどく、小中学校の統廃合は言うに及ばず、高校、大学も同じであり、若者不足は深刻である。
一例で高知県の県立高校の1クラスは14名との事。私はびっくりして聞き直した。
アジア各国の平均年齢をみてみるとよくわかる。「インドネシア29歳」「中国39歳」「日本49歳」
ではどうしたらいいか、正解は無いが私なりに考えてみた。
1. ダントツの屋根工事(信頼される施工力)
2. 稼ぐ力(1人当たりの労働生産性を上げる)
3. 少数精鋭(売上→利益)(1棟1棟を着実に)
4. 海外事業(無形資産を活用したInnovationで新しいビジネスを)

全ては人であり、人づくり経営【人的資本経営】につきる。
人が気づき、学び、成長する事が全てである。
SNSで皆同じ答えを得る事ではなく、もっとリアル(現実的)にモノを見、考、行動し、失敗したらそこで学び、一歩一歩成長していく事で、人口減少や需要減にも対応できると確信している。
全体は減少でも、世界に通用する強みを持つことで、我々は微速でも成長、発展を目指している。

 遊び心 

目的をもって、目的地に行き、目的の仕事をして帰る。
これが一般的である。
行く途中や、帰る途中や、あるいは目的地でチョット気になる事に気づく事がある。気づかないままで終わる事が多いが、人によってはチョット気になるがそのまま通過してしまう。時間に余裕があったら、チョット寄り道をして、寄ってみると話題も、巾も拡がり、場合によってはチャンスもある。
うまく言えないが「遊び心」である。ほんの5分か10分である。
ビジネスだけだとギスギスしてしまい、心に余裕がなくなってしまう。
南富士は「ビジネス」と「人づくり」の両輪であるが、人に関わる仕事をしている人は「遊び心」があると、多様な思考やアイディア、ヒント、出会いが生まれてくる。

三島の本社の近くの農家で、秋になると「梨」や「柿」の旗が道路に立っている。
◎目に入らず通過してしまう人
◎目には入るがそのまま通過してしまう人
◎目に入ったらチョット遊び心で寄り道をしてみる。場合によっては買って食べてみる人
心に余裕や遊び心を持っていると、食欲の秋を満喫できるし、新しいポケットが1つ増え、話題も増え、人間的魅力も増す。身近に色々なチャンスやヒントがある事に気づけば、新しい道も拓ける。

2024-11-08

M-net 2024-11-08


 厳しい中にも、活路あり 

中国も不動産不況や地方政府の財政問題など、非常に厳しい現況であるが、南富士の長年のネットワークや人脈、やり方などで活路がある一例である。
中国、東北地方吉林省の省都長春市の長春市政府の規律委員会の事務所で、10,000㎡の外壁材料がKMEWの光セラに決定し、受注できた。
材料は今月から輸入し、来年4月頃完成の予定である。
窓口となっている上海事務所のR君の日夜を通しての営業活動に心から感謝したい。
社会情況は厳しくても、ネットワークややり方によって活路のある事を示している。
厳しいからダメでなく日頃からの人脈やネットワークそして担当者の努力によって大きな花が咲く事を証明している明るいニュースである。
上手くいかない事を社会や環境のせいにしないで、創意工夫やネットワークで新しい活路を見出して、活力ある南富士を創っていきたい。
改めて、R君お疲れ様でした。

 本当に欲しいものは、感謝をして初めて手に入る 

欲しいものはいっぱいある。信頼、お金、チャンス、健康、仕事…
・信頼…人から信頼を得る為には、約束を守る、明るい挨拶、そして人に感謝する
・お金…頭を使う、身体を使って汗を流す、そして仕事を与えてくれた人に感謝する
・チャンス…チャンスは平等だが、チャンスをつかめないとダメである。チャンスを与えてくれた人に感謝
・健康…日頃から食べるものに気を付け、適度な運動をして、朝起きて夜寝る事に感謝
・仕事…仕事がある事にまず感謝。毎日が日曜日(休日)では大変、キツイ。

欲しい、欲しいだけでは欲しいものが逃げていってしまう。Takeの前にGiveである。 Give、Give、Give、感謝そしてTakeを実行すると、大きいもの、期待以上のものが手に入ると確信している。 感謝や謙虚さ(つまり人間力)があると、大きな成果が得られる。
出会った人をファン化できると、大きなヒューマンネットワークが出来上がる。
目先(現象)だけに振り回されないで、本質を見て、大切なものを手に入れたい。

2024-10-28

M-net 2024-10-28


 経済管理人材育成基地(中国、西安交通大学) 

中国の西安交通大学 金禾経済学中心と日中人材育成協会の共同で大学内に人材育成基地が2024年10月21日に開設され、オープン式が行われた。
西安は中国の古い都で、シルクロードの東の起点であり、日本の京都に似ている。
兵馬俑でも有名であり、人口1300万人の大都市である。
西安には63大学と103万人の学生がいる学園都市であり、そこのNo.1大学が西安交通大学である。この大学を中心とし、多くの大学を巻き込み、マネジメントや介護の人材育成を行う。
新しい取り組みである。

 

 全職方会(安全大会)開催 

10月16日から10月23日の間に、神奈川、静岡、東京、埼玉、千葉の全エリアに於いて、安全第一の職方会を開催し、総勢317名の参加を頂いた。

議題として、
① 南富士安全6則
② 安全パトロール、クリーンアップ活動
③ 月1回の職方会継続開催
④ H社の問題発表と対策
⑤ 現場が顔。職人と共に南富士を変える

そして、代表的な職人から
・社員の行動に対しての指摘、意見
 人間関係が希薄になっている。
 ホウ・レン・ソウを徹底して欲しい。
・フルハーネス安全帯についての意見
・意見が出しやすい少数職方会の開催…など

南富士は職人あっての組織であり、職人を育成し職人が働きやすく、安全な現場づくり、管理を徹底しなければ勝ち残れない。
その為には社員一人一人の人間力とプロ意識が強く求められる。
ピンチをチャンスとして活かしていきたい。



 

2024-10-18

M-net 2024-10-18


 全社員緊急安全大会(横浜本部) 



建築工事現場で大きなトラブルが2件発生した。
チョットした心の緩みや、従来の価値観での現場施工をしている事が問題である。
全社員で緊急に安全大会を10月12日に開催し、施工現場(安全6則)を社員と職方全員で実行する。 全職方もブロック別に集め、安全大会を実施し周知徹底をはかり、毎月職方会を開き安全・安心を習慣化していく。
安全パトロール」「安全6則」「現場クリーンアップ運動」そして毎月開催の「職方会」の4点セットで。

 リフォーム狛江OPEN 

従来の狛江営業所をChangeし、新しくリフォーム事業 狛江営業所として再スタートを行った。 東京都内のリフォーム事業は需要も多く、リフォーム東京と連携し、I所長の東京と狛江営業所の兼任である。
新築部門が伸び悩む中、リフォーム事業に対して大きく期待している。
リフォーム、リノベーション、リサイクル・・・と、“リの時代”かもしれない。

 インドネシアで介護実習生の研修Start 

インドネシアのスマランでスマラン保健省大学との提携により、介護実習(18名)の研修が始まった。 まず日本語の勉強からで期待も大きく、10/16より始まり、介護&AIの人づくりの第一歩である。



2024-10-08

M-net 2024-10-08


 創業80周年大会 

1944年に創業した南富士の前身、杉山製材から80年が経ちました。
「夢」がないという事で夢のある会社を目指し、挑戦の連続でした。 日本の社員130名で、10月5日横浜でイベントを開催いたしました。 「人づくり」と「ビジネス」の両輪で特徴ある会社づくりを目指し、今日に至りました。


㈶日中人材育成協会の会長 福田康夫(元内閣総理大臣)先生は、急遽所用の為出席して頂けませんでしたが、理事で元中国大使の宮本雄二さんが代理出席して頂き、「杉山さんの50年にわたる海外での人づくりは実に素晴らしい。善意だけでは継続が出来ない。財政基盤がしっかりしていればこそである」「日本だけ見ていてはダメである。海外に目を向けて挑戦して下さい…。」福田総理に代わって高い評価と激励を頂いた。


人口が増え、社会が順調な上り坂では努力だけで業績が伸び、未来を描けた。
しかし人口減、社会が減速、つまり下り坂を歩く時は、不要な荷物(成功体験)(今までの常識)を捨てると、身軽になって前に進む。
80周年をベースにして、一人一人が力をつけ、力を結集し、人の力がそのまま会社の力となる。そんな南富士の第二ステージのスタートであった。

2024-09-27

M-net 2024-09-28


 現場は宝、現場にチャンス、現場を活かす 

①南富士の安全パトロール
工場でも建築現場でも、現場を見ればすべてが分かる。
事務所の中や倉庫の中、車の中でも社員の人柄や会社のレベルが分かる。
ましてや、建築現場に於いての職方(職人さん)の整理、整頓や安全意識は一目で分かる。
【安全は自分で守る】が原則であるが、当社も自前の安全パトロールの実施を始めた。3~4人がチームとなって、一か月に数回、現場の安全や施工、職場環境を自分たちの目で見、肌で直接感じ、職人さんの指導も行い、安全・安心の現場づくりを目指す。元請の安全パトロールは今まであったが、施工会社が直接パトロールするのは初めてである。
施工力だけなく、安全でも日本一を目指し、働きやすい現場づくりに力を入れていく。


②現場クリーンアップ運動
社員からの提案で、【現場クリーンアップ運動】を全社でスタートした。
ⓐ『来た時よりも、きれいな現場』
ⓑ『お客様の為に、出来る事を実践しよう』
この2つのスローガンの元、現場に行く全社員がどの現場に行ってもゴミ拾いや出来る整理整頓を行い、きれいな現場づくりに挑戦し始めた。
頭の中で考える事や心の中で思う事は、本人は分かっていても他人には見えないし、分からない。どんな小さな行動でも、実践は誰にでも分かる。
お客様(施主、工務店)も現場も大切にして、掃除やゴミ拾い、整理整頓を自主的に行う事で信頼も生まれてくる…。小さな事でも自主的に行い、継続できれば南富士の新しい文化ともなる。
現場だけに限らず、事務所や倉庫の中も常にクリーンアップでいたい。
今回の提案は素晴らしい「Innovation」(新しいアイディア)であり、実践で花が咲く。



 

2024-09-18

M-net 2024-09-18


 職方より、20社の取引先(見込)紹介 

F社の建築現場に於いて、職人さんがヘルメットとフルハーネス(安全帯)の未着用によって工事がストップしてしまい、全社、職人さんに対して大きな迷惑と被害を与えてしまった。
一人の老職人さんの自分勝手な行動が、一人だけでは済まない大きな影響を受けている。
そんな中、取引25年の歴史を持つ「Iシーリング」様から、
南富士さんも苦労し、大変でしょう。私の今まで仕事をもらっている住宅メーカー20社(アパート系7社、一般住宅系13社)を紹介します、と言ってメールが届いた。
「大感謝」「感動」で、本当に嬉しかった。
南富士も80年の歴史を持つが、こうして継続できたのは社員、職人さん達の表と裏での協力、支援のお陰と心から感謝しています。
Iさんは今から25年前、Nさんという職人さんから外壁の工事を習い、当社の外壁工事を行い、今はシーリングの工事と手広く請け負っている。
職方さんから仕事の紹介をして頂く、それも20社である。
日頃は色々あると思いますが、ピンチに助けて頂く事で、当社の今までやって来た事が大きくは間違っていなかったと、実感した。
改めて得意先、社員、職方さん達の「Human Network」を感じ、「人こそ財産」であると思います。
Iさん、ありがとうございます。これからも共に成長していきましょう。

 挑戦の先に未来がある 

本を出版しての反響の一部。
(Aさん)杉山さんの哲学が語られた内容は、読み進める度に「気づき」や「納得」「感心」の連続で、あっという間に読み上げてしまいました…。
(Bさん)日本人として欧米一辺倒ではなく、中国やアジアの人々から学びや気づきが多い事、広角的に視野を持つことの重要性を再認識し、人こそが最高の財産である事に気づかされました…。
人生には、大きく自分を変える出会い(チャンス)が3つある。
1.人との出会い(特に師。両親、先生、上司の3つの中で1つでも良い出会いがあると人生が変わる)
2.体験(経験によって人は学び、成長する。チャンスのある人生は素晴らしい)
3.本との出会い(良い本との出会いは人生を変えていく)
様々な出会いや体験は、成功もあり失敗もあるがそこから学べばいい。 本を書く事は、自分を全て見せる事であり、恥をかく事でもある。
社会や取引先の皆様に、この本が少しでもお役に立てれば幸いである。
いくつになっても新しい事に挑戦であり、その先に未来(花も実も)がある